スペインでは、ドラマがネットで見れます。公式に。
各テレビ局が、ホームページで公開してるんです。
だから、とにかく選び放題。
もちろん、字幕はありませんが。
その中で、かなり質の高いと思うドラマを一つ。
"Cuéntame cómo pasó"
という題名のものです。
直訳すると、「どういうことがあったか話して」くらいな感じです。
第一話のリンクを貼っておきます。
http://www.rtve.es/alacarta/videos/television/cuentame-como-paso-1x01-retorno-del-fugitivo/385751/
いかにも自分が見つけたような書き方してますが、実は授業の中で紹介されたものです。
日本の大学のスペイン語のネイティブの授業です。(チャビの授業)
だから結構前から知ってたけど、しっかり見始めたのは、最近になってから。
日本語のドラマみたいに流し見しながらじゃあまり意味がないので、
なかなかじっくり見ようという機会がなかったんです。
どんなドラマかといいますと、
1968年以降の日常を描いたものです。
描いたものであり、放映自体は2001年から。
1シリーズ30話くらいのが、13シリーズくらいある、超長編ドラマ。
時代を見てピンときた方もいるかもしれませれんが、そう、フランコ独裁政権下の生活を描いたものです。
(ちなみにフランコ独裁は1975年に終わります。)
サザエさんやちびまる子ちゃんみたいに、ある一つの家族の日常についてのお話なんですが、
基本的には8歳の末っ子の「僕」が主人公で、
その僕が33年後の2001年に、8歳のころを思い出しながら語る、という設定になっています。
だから、時々出てくるナレーションは、「大人になった僕」です。
(※余談ですが、68年に8歳というと、私の母親と同い年なんですね~~~なんとなく興味深さを増します。)
政治的な話になることもあるけど、
日本でいうところの昭和の時代くらいの生活も描いてる。
テレビや洗濯機が普及し始めたり、
男女の社会的地位だったり、
学校での教育、
大学の学生運動…
などなど。
スペインなので、当時のキリスト教の文化なんかも描いてます。
細かい部分の描写で、そういうのがひしひしと伝わってくる。
平成生まれの私にとっては、ちょっと前の生活を知ることもまた面白みの一つです。
もう一つこのドラマがおすすめなのは、スペイン語がかなり日常的なこと。
お父さんが仕事場で使う言葉、お母さんが家事で使う言葉、
お姉ちゃんが恋愛などで使う言葉、お兄ちゃんが大学で使う言葉、8歳の弟が小学校で使う言葉…
のように、色々な場面での日常会話が話されているように思いました。
例えば最近のドラマなら、
あまりにもスラングが多かったり、
少し非現実的なお話だったりしますが、
これは、完全に日常会話です。
逆に、最近のドラマって、日本でも、こういう日常の何でもないことを描いたのって少ないんじゃないかって思いました。
まぁ基本日本でもドラマ見てなかったからわかんないけど。
「渡る世間」くらいではないか。
あとはマンガだけど、さっき言ったサザエさんやちびまる子ちゃん。
他のは、比較的非現実というか、非日常な気がする。
私が今スペインで話している日常会話も、ある意味では大学生の日常会話なので、
こういう風に他の年代の日常会話がきけて、勉強になります。
単語レベルでも、表現レベルでも。
そしてあくまで日常を描いてるので、基本的にはスペイン語がわからなくても想像できたり。
もちろん見るときは辞書片手に、新しい単語が出てくればどんどんメモしてますが。
でも、そこまで難しくない、という感じ。
そして、私がこのドラマにしっかりはまることができた大きなポイントは、
「今のスペイン」が今までと少し違って見えるようになったこと。
たとえば、私は平成生まれなのでもちろん日本の昭和を知りません。
でも、何となくイメージが湧きます。
そう、「日本の昭和」と言ったときに、みんなが共通して思い浮かべられるような、それです。
※またしても話がそれますが、こういう共通意識が私はかなり不思議です。
私が昭和を経験してたならまだしも、してない若者でも、ある程度のイメージが湧く。
テレビ、映画などの、メディアによって築かれた概念なのでしょうか。
社会における共通意識…。
日本にいたころから感じてはいたけど、
スペインにいて、それがないことに直面して、さらに色々考えるようになりました。
話を戻して。
少し細かい部分を省いた言い方にはなりますが、極端に言うと、
68年代におけるスペインと日本は似てると思います。
でも、今の両者は全然違うんです。
その発見がこのドラマにはまった一番のポイントでした。
全部は書ききれませんが、例えば、
今は、スペインでは道端でキスするのは当たり前。
こっちの人たちからすれば、
「キスしたいときにキスして何がいけないの?どうして周りの目を気にする必要があるの?」
と言う感じ。
日本では違うよ~というと、純粋にまず不思議がられます。笑
でも、このドラマの中では、道端で若者がキスしてるところを、
「恥ずかしくないのか」って大人が言うシーンがありました。
…つまり前はスペインでも恥ずかしいことだったんですよ。
それが今は…。
いつどこではじけたのか。笑
なんで日本は未だに「恥ずかしいこと」なんだろうか。
別に道場でキスを推奨してるわけではありませんが(笑)、純粋に不思議じゃないですか?
あとは、共通部分も。
例えば女性の社会進出。
お母さんがやってる内職がうまく行って、お父さんの給料を上回るというお話があるのですが、
そこでお父さんはかなりイライラしているし、
そこでお母さんは少しずつ社会が変わることを感じる。
でもおばあちゃん世代は変わらないわよ~と笑いながら言う。
お姉ちゃん世代は、結婚と仕事について考える。(主婦になるのは幸せか?みたいな)
ドラマ自体が今作られたものだけあって、正直本当にその当時そこまで考えてたかな~と少し疑問は抱きますが、
それでも、女性が、昔は家の中にいて、今はどんどん働いている、という流れは共通していると思いました。
あとは大学の学生運動も同じくらいの時期だし。
私自身まだそんなに見てないのでわからない部分も多いですが、
違う年代、そして違う文化の、新しい社会をみるということで、
とても面白いです。
社会を見るって、なんでこんなに面白いんでしょうね。
主役の男の子がかなりかわいいので、スペイン語わからなくても少し見てみてくださいな。
各テレビ局が、ホームページで公開してるんです。
だから、とにかく選び放題。
もちろん、字幕はありませんが。
その中で、かなり質の高いと思うドラマを一つ。
"Cuéntame cómo pasó"
という題名のものです。
直訳すると、「どういうことがあったか話して」くらいな感じです。
第一話のリンクを貼っておきます。
http://www.rtve.es/alacarta/videos/television/cuentame-como-paso-1x01-retorno-del-fugitivo/385751/
いかにも自分が見つけたような書き方してますが、実は授業の中で紹介されたものです。
日本の大学のスペイン語のネイティブの授業です。(チャビの授業)
だから結構前から知ってたけど、しっかり見始めたのは、最近になってから。
日本語のドラマみたいに流し見しながらじゃあまり意味がないので、
なかなかじっくり見ようという機会がなかったんです。
どんなドラマかといいますと、
1968年以降の日常を描いたものです。
描いたものであり、放映自体は2001年から。
1シリーズ30話くらいのが、13シリーズくらいある、超長編ドラマ。
時代を見てピンときた方もいるかもしれませれんが、そう、フランコ独裁政権下の生活を描いたものです。
(ちなみにフランコ独裁は1975年に終わります。)
サザエさんやちびまる子ちゃんみたいに、ある一つの家族の日常についてのお話なんですが、
基本的には8歳の末っ子の「僕」が主人公で、
その僕が33年後の2001年に、8歳のころを思い出しながら語る、という設定になっています。
だから、時々出てくるナレーションは、「大人になった僕」です。
(※余談ですが、68年に8歳というと、私の母親と同い年なんですね~~~なんとなく興味深さを増します。)
政治的な話になることもあるけど、
日本でいうところの昭和の時代くらいの生活も描いてる。
テレビや洗濯機が普及し始めたり、
男女の社会的地位だったり、
学校での教育、
大学の学生運動…
などなど。
スペインなので、当時のキリスト教の文化なんかも描いてます。
細かい部分の描写で、そういうのがひしひしと伝わってくる。
平成生まれの私にとっては、ちょっと前の生活を知ることもまた面白みの一つです。
もう一つこのドラマがおすすめなのは、スペイン語がかなり日常的なこと。
お父さんが仕事場で使う言葉、お母さんが家事で使う言葉、
お姉ちゃんが恋愛などで使う言葉、お兄ちゃんが大学で使う言葉、8歳の弟が小学校で使う言葉…
のように、色々な場面での日常会話が話されているように思いました。
例えば最近のドラマなら、
あまりにもスラングが多かったり、
少し非現実的なお話だったりしますが、
これは、完全に日常会話です。
逆に、最近のドラマって、日本でも、こういう日常の何でもないことを描いたのって少ないんじゃないかって思いました。
まぁ基本日本でもドラマ見てなかったからわかんないけど。
「渡る世間」くらいではないか。
あとはマンガだけど、さっき言ったサザエさんやちびまる子ちゃん。
他のは、比較的非現実というか、非日常な気がする。
私が今スペインで話している日常会話も、ある意味では大学生の日常会話なので、
こういう風に他の年代の日常会話がきけて、勉強になります。
単語レベルでも、表現レベルでも。
そしてあくまで日常を描いてるので、基本的にはスペイン語がわからなくても想像できたり。
もちろん見るときは辞書片手に、新しい単語が出てくればどんどんメモしてますが。
でも、そこまで難しくない、という感じ。
そして、私がこのドラマにしっかりはまることができた大きなポイントは、
「今のスペイン」が今までと少し違って見えるようになったこと。
たとえば、私は平成生まれなのでもちろん日本の昭和を知りません。
でも、何となくイメージが湧きます。
そう、「日本の昭和」と言ったときに、みんなが共通して思い浮かべられるような、それです。
※またしても話がそれますが、こういう共通意識が私はかなり不思議です。
私が昭和を経験してたならまだしも、してない若者でも、ある程度のイメージが湧く。
テレビ、映画などの、メディアによって築かれた概念なのでしょうか。
社会における共通意識…。
日本にいたころから感じてはいたけど、
スペインにいて、それがないことに直面して、さらに色々考えるようになりました。
話を戻して。
少し細かい部分を省いた言い方にはなりますが、極端に言うと、
68年代におけるスペインと日本は似てると思います。
でも、今の両者は全然違うんです。
その発見がこのドラマにはまった一番のポイントでした。
全部は書ききれませんが、例えば、
今は、スペインでは道端でキスするのは当たり前。
こっちの人たちからすれば、
「キスしたいときにキスして何がいけないの?どうして周りの目を気にする必要があるの?」
と言う感じ。
日本では違うよ~というと、純粋にまず不思議がられます。笑
でも、このドラマの中では、道端で若者がキスしてるところを、
「恥ずかしくないのか」って大人が言うシーンがありました。
…つまり前はスペインでも恥ずかしいことだったんですよ。
それが今は…。
いつどこではじけたのか。笑
なんで日本は未だに「恥ずかしいこと」なんだろうか。
別に道場でキスを推奨してるわけではありませんが(笑)、純粋に不思議じゃないですか?
あとは、共通部分も。
例えば女性の社会進出。
お母さんがやってる内職がうまく行って、お父さんの給料を上回るというお話があるのですが、
そこでお父さんはかなりイライラしているし、
そこでお母さんは少しずつ社会が変わることを感じる。
でもおばあちゃん世代は変わらないわよ~と笑いながら言う。
お姉ちゃん世代は、結婚と仕事について考える。(主婦になるのは幸せか?みたいな)
ドラマ自体が今作られたものだけあって、正直本当にその当時そこまで考えてたかな~と少し疑問は抱きますが、
それでも、女性が、昔は家の中にいて、今はどんどん働いている、という流れは共通していると思いました。
あとは大学の学生運動も同じくらいの時期だし。
私自身まだそんなに見てないのでわからない部分も多いですが、
違う年代、そして違う文化の、新しい社会をみるということで、
とても面白いです。
社会を見るって、なんでこんなに面白いんでしょうね。
主役の男の子がかなりかわいいので、スペイン語わからなくても少し見てみてくださいな。