紹介する本
本:アルジャーノンに花束を
著者:ダニエル・キイス
2022年6月
ブックオフでふと目に留まった本。
臨床心理学士の友達に聞いたら、聞いたことはある、とのこと。
ぜひぜひぜひ、みなさんに読んでほしい、深く考えさせられる、心温まる本です。
[あらすじ]
知的障害を持つチャーリーが、ある手術を受けた。手術後の経過報告としての日記をベースとしている内容ですが、本書はフィクションです。少し学んだだけで頭がよくなり、超知能を持った人となる。しかし、自分の知能が低かったころの扱いを理解できるようになり、また大学教授や研究者さえ頭が悪く見えるという問題と直面し、葛藤する。一方、自分で知能の研究を続け、本手術の副作用として、将来急速に知能が低下することが判明。障害をもつ人との接し方を改めて深く考えさせられる本です。
[感想]
私の身近に障害をもつ人がいるためとても深く考えさせられました。障害をもつのは幸せか不幸か、周りはどのように接すればよいのか、結論が出ないものも出るものもあり、この本をみんなが読んで理解すれば世の中にいじめはなくなるのではと期待したくなります。あまりにリアリティを感じるような内容ですが、手術したら頭がよくなる、現在はそのようなことはありません。そんな未来もあるのかもしれませんが。。。
ロビンソンクルーソー、イギリス文学には必ずといっていいほど登場しますね。イギリスはよく本を読む風習があると聞きます。ノルウェイの森もイギリス文学の影響を強く受けているように感じます。本ておもしろいと改めて思います。
この本に出会えてよかったです。