がん治療をしていだ患者さんが
主治医に訪問診療をすすめられました
私が初めて診察に伺うと
なにするの?と
当然です
病院に通い治療をしているのですから
こういう形で訪問診療が導入されるのは
良くあることです
大きく分けて2タイプ
①治療は続けているが、近々治療ができなくなることが予測されている。
体調も不安定なので、在宅医にフォローしてもらいながらできるだけ治療をしていきたい。
②治療が見送りになることが増え、体調回復を待っている。今後食事がもう少し摂れ、元気になれば治療再開を予定している。体調も不安定なので、在宅医にフォローしてもらいながらできるだけ治療をしていきたい。
この患者さんは②
再開を待っている間
主治医の言うことを守り
主治医を信じてついてきたのです
ところが
だんだん目が合わなくなり
主治医が言うことが変わってきている
だから
信じていたのに
もう
信じられない
と感じてしまった
この①②の違いはとても重要です
②は
本当に待っていることもありますが
先延ばしにしているだけのことも多く
患者さんは頑張って食べて、動いて
体力をつけようとしているのに
回復せず
治療はできないが続き
通院できなくなり
フェードアウトのような形で
病院とのつながりが消え
訪問診療だけになる
患者さんのことを思うなら
いつもどんな時も
向き合って欲しい