「RFIDタグ」

 
 
 
 
 
 
 
 RFID（Radio Frequency Identification）とは、ICタグとRFIDリーダー（読み取り装置）の間で電磁波や電波を送受信し、非接触でICタグの情報を読んだり書き換えたりするシステムの総称です。モノや人を識別する自動認識技術の1つで、さまざまな業界で導入が進んでいます。
 
RFIDでできること
アパレル店舗の商品管理を例にすると、これまで商品タグをバーコードで読み取る際には、商品タグを手にとって1つずつスキャンする必要がありました。場合によっては商品を袋から取り出さなければならず、作業に時間がかかるだけでなく、読み取り漏れが発生するケースもあります。

RFIDは複数の商品タグを一括スキャンすることが可能です。また、距離が離れている場合や視認ができない状況でも読み取れるのもRFIDの大きなポイントです。棚の高い位置にある商品やダンボール箱の中に入っている商品のタグも読めるため、大幅な作業時間の短縮と正確なチェックを実現できます。

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米ウォルマートや衣料品店のユニクロなどが採用し、業務効率の改善や新たな購買体験を実現したことで、無線自動識別（RFID）タグが産業界の関心を集めている。情報を収める電子タグの登場から約40年。活用の場を広げる様々なアイデアが生まれ始めている。

新型コロナウイルス下の米国。米アマゾン・ドット・コムと競うウォルマートは、実店舗とインターネットの販売を融合した「オムニチャネル」を本格導入した。その切り札がRFIDタグ。リアルとネットを橋渡しする技術だ。

オムニチャネルの切り札に


ウォルマートは衣料品のタグにRFIDを採用、正確な店舗在庫の把握を可能とした。ネットと店舗の在庫のズレをなくしたのだ。国土の広い米国ではネット通販の商品が着くまでに時間がかかる。オムニチャネル方式なら注文日に最寄り店舗で商品を入手できる。

ウォルマートは22年、RFIDタグをスポーツ用品、家具、雑貨、玩具、電子機器、自動車用品など幅広い商品に添付。実店舗の在庫を消費者に「見える化」して機会損失を防いだ。店舗数が減っているにもかかわらず、23年1月期決算の売上高は前年比6.7%増となった。


アマゾンも負けてはいない。今秋、衣料品店向けに無人決済システムを発表した。この技術を導入した店舗ではRFIDタグを取り付けた衣料品を陳列。入店時にアマゾンのアカウントに紐（ひも）付いたQRコードやクレジットカード情報などを読み取ることで、商品を試着したまま店を出ても自動で決済できる。

日本は、国がRFIDの普及を主導してきた。経済産業省は17年、コンビニエンスストア業界を巻き込み、電子タグを25年までに1000億枚流通させる目標を立てた。だが、現状は1億枚に満たないという。

壁はコストだ。安価でも1枚7円ほど。ある小売店担当者は「1本12円の菓子『うまい棒』にタグを付けると採算が取れない」と漏らす。


だが近ごろは企業が活用法に知恵を絞る。先行事例はファーストリテイリングがユニクロなどで19年に導入したセルフレジだ。レジ脇のくぼみにRFIDタグが付いた商品を置くと、システムが瞬時に情報を読み取り、会計ができる。従業員が商品のバーコードを読み取る会計に比べて精算に必要な時間が半減した。

資生堂は高級スキンケア化粧品「ザ・ギンザ」にRFIDタグを添付した。流通段階での非正規商品を排除するためだ。正規品証明書をタグで確認、トレーサビリティーによって信頼性を担保する。また、購入データを生かして顧客と直接やり取りするマーケティングにも役立てている。

ブリヂストンはレース用タイヤに内蔵


ブリヂストンジャパンは自動車レース用のタイヤにRFIDタグを内蔵した。走行履歴を把握するほか、レースで正確かつ迅速にタイヤの使用状況が確認できる。この技術は運送事業者などに応用できるだろう。トラックのタイヤは取り外したり、車体の下に潜ったりして点検するため作業負荷が大きい。RFIDタグならば遠隔でデータの読み取りができる。

RFIDの技術をうまく活用するには明確な問題意識が重要だ。物品情報の把握に限らず、生産性向上やリコール商品回収など「『何のデータが欲しいのか』を突き詰めて考える姿勢が企業に浸透すればRFIDをどう使うかのアイデアも浮かぶ」（RFIDメーカーのエイブリィ・デニソン・スマートラック・ジャパンの加藤順也マネージング・ディレクター）。

TOPPANデジタル副社長の柴谷浩毅氏は「RFIDはブロックチェーン（分散型台帳）とも親和性が高い」と説明する。耐改ざん性の高いブロックチェーン技術と掛け合わせれば、より信頼性の高いトレーサビリティーや品質保証が実現できるからだ。

1980年代に生まれたRFIDは雌伏の時を経て雄飛を迎えるのか。流通分野の情報システムに詳しい流通経済研究所の田代英男主任研究員は「売り場ではカメラやバーコードなどで商品を把握するが、商品が動く物流の段階ではRFIDの実用性が勝る」と語る。

まずは企業が明確な利用目的を設定し、様々なアイデアを試すことが普及のカギとなる。









最近知ったのですが、
近所のスーパーにお掃除ロボットがいました真顔


人が少ない時や　　
忙しい時間帯ならなんとなく解ります…



でも

掃除までロボットって💦
今は、物珍しい感じでみんなが見ています。


でも人の雇用が奪われている事に
みなさん、気付いていない。



今では、レジもセルフが多くなりました。
一般的なレジは、スーパーにもよりますが、まだあります。
　
記事の電子タグが更に普及したら、一般的なレジ、セルフレジも完全に無くなりそう…


企業の経済的なこともあるので今直ぐという事はない…？

それに伴い雇用が失くなっていく気がします。