防衛省は来年度、埼玉県所沢市の防衛医大病院に、戦闘で負傷した自衛隊員の治療を一貫して担う「外傷・熱傷・事態対処医療センター」(仮称)を新設する方針を固めた。専門的な知識と技術を身につけた医官や看護官の育成も行う。ロシアによるウクライナ侵攻などを踏まえ、「戦傷医療」の拡充を図る。

政府関係者が明らかにした。必要な人員や機材などの関連経費を8月の来年度予算案の概算要求に盛り込む。