自分自身で考えて
なぜ?動かないのか…


疑問に思わないのか…
それを危険だとも思わないのか…











米バイオ企業、モデルナの日本法人「モデルナ・ジャパン」(東京・港)の鈴木蘭美社長は23日、日本経済新聞の取材に対し、新型コロナウイルスワクチンの国内供給について「3回目接種(ブースター接種)向けを視野に2022年1月から3月までに十分なワクチン量を届けられるよう最善を尽くす」と話した。

モデルナは日本政府、武田薬品工業との間で、22年分として7500万回分(3回目接種換算)のワクチンを国内供給する契約を結んでいる。政府は22年1~6月に同ワクチンを全量調達する計画だと説明している。

オミクロン型に対応した専用ワクチンの開発も進めており、22年1月にも臨床試験(治験)を始める見込みだ。鈴木社長は「仮に専用ワクチンが必要となれば、(政府などと)追加契約の可能性もある」と話した。

ワクチンの国内生産も検討する。鈴木社長は政府と複数年契約を結んだ場合には「日本への安定供給のためにも自社で原薬工場を持ち、製品化まで国内で担いたい」と語った。同社はこれまで主要成分の原薬をスイスと米国で製造し、製品化を各国の製造受託会社に委託してきた。













首相官邸に入る岸田首相(23日午前)

岸田文雄首相は23日、新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染が広がる都道府県で無料検査の対象を拡充すると表明した。希望者全員に無料でPCR検査や抗原検査を受けられるようにする。感染経路を特定できない市中感染が確認された大阪府や京都府、米軍基地で感染者がみつかった沖縄県で適用する。

首相は都内で開いた内外情勢調査会で「オミクロン型の封じ込め対策が必要な地域については不安のある全ての方を対象に無料検査を実施できるようにする」と述べた。大阪、京都、沖縄の3府県を例に「不安が広がっている」と指摘した。

これまで無料検査は症状のある人や濃厚接触者らのほか、12歳未満や健康上の理由などで接種を受けられない人を対象としていた。感染が広がって検査希望者が急増した場合、検査体制が間に合うかどうかは不透明だ。

オミクロン型は感染力が高く、ワクチンを2回接種済みでも感染する可能性があるとされる。接種済みや無症状者も含めて幅広く検査すれば感染の広がりに歯止めがかけやすくなる。

首相は21日の記者会見で非接種者向けに「年内から予約不要の無料検査を全ての都道府県で開始する」と明言。オミクロン型への対応でも「早期探知を徹底する」と強調していた。

22日には大阪府でオミクロン型の初の市中感染が、23日には京都府でも新規感染者が見つかった。沖縄本島北部の米軍キャンプ・ハンセンの従業員らからも感染者が出ている。

松野博一官房長官は23日の記者会見で「感染状況などを踏まえ、スピード感をもって対応していく」と説明した。行動制限の対策を問われ「ただちに変更することは考えていない」と述べた。

政府は11月に公表した新型コロナ対策の「全体像」で、都道府県がワクチン接種者を含め無症状者に無料検査できるよう支援する方針を盛り込んだ。都道府県の判断に基づき感染拡大の傾向がみられる場合を想定している。








米製薬大手メルクが開発した新型コロナ飲み薬「モルヌピラビル」=ロイター


フランスのベラン保健相は22日、米製薬大手メルクが開発した新型コロナウイルス飲み薬「モルヌピラビル」について、発注を取り消したと明らかにした。臨床試験(治験)で期待した効果が得られなかったため、代わりに米ファイザー製の新型コロナ飲み薬「パクスロビド」の調達を進める考えを示した。

仏テレビでのベラン氏の発言をロイター通信などが報じた。ベラン氏は「最新の治験結果がよくなかった」と注文を取り消した理由を述べた。ファイザー製の飲み薬を2022年1月末までに一定量、確保できるとの見通しを示した。

新型コロナの飲み薬をめぐっては、メルクが11月下旬、治験の最終分析でモルヌピラビルが入院と死亡のリスクを約30%下げる効果を確認したと公表した。有効性は中間分析よりも下がっていた。ファイザーのパクスロビドは入院と死亡のリスクを約9割低減するとのデータが公表されている。

メルクは欧州を中心に世界30カ国以上の政府との間で、モルヌピラビルを販売・供給する契約を結んでいる。フランスは5万回分を発注していた。ベラン氏によると、取り消しに伴う仏側の費用負担は発生しない。

米国では米食品医薬品局(FDA)が22日、ファイザーのパクスロビドの緊急使用を承認したと発表した。米国で新型コロナ飲み薬の承認は初めて。メルクもFDAにモルヌピラビルの緊急使用許可を申請している。





   









英国では新型コロナの新規感染者が急増している(23日、ロンドン)=ロイター


【ロンドン=篠崎健太】新型コロナウイルスの新規感染者が急増中の英国で、喉の痛みや鼻水など風邪のような症状が出た人の半分に新型コロナ感染の可能性があるとの推計を、英研究チームが23日発表した。感染力が強い新たな変異型「オミクロン型」が猛威を振るうなか、その症状が比較的軽い傾向を映している可能性がある。

アプリによる報告などから英国の感染状況を分析している「ゾエCOVIDシンプトム・スタディー」が20日までのデータから推計した。風邪のような症例と新型コロナの感染確認数を分析したところ、英国では「新たに風邪のような症状を覚えた人の半分が、無害な風邪ではなく新型コロナである可能性がある」という。

研究を主導するティム・スペクター教授は「オミクロン型は(これまで主流だった)デルタ型よりも軽症であることが示唆される」とコメントした。「新たに症状を訴える人の数は先週から爆発的に増えている」と指摘し、年末までにさらに多くの人がオミクロン型に感染するとの見方を示した。

従来は新型コロナで発症すると高熱やせき、味覚・嗅覚障害などが表れることが多かった。同研究の症例分析によれば、オミクロン型には喉の痛みや鼻水、頭痛などから始まる風邪に似た症状が目立つという。

英保健安全局はオミクロン型の感染者はデルタ型と比べ、入院に至る重症化率が「50~70%低い」との初期分析結果を公表した。ワクチン追加接種の有効性が認められる一方、オミクロン型に対する効果は急速に下がっていくことが示唆されるとも指摘した。追加接種後から10週後の時点で15~25%低下する可能性があるとの見解を示した。




 


 



 



 



記事の内容に不具合があり、急遽内容を変更させて頂きました。どうかご理解下さい。