長野市の新党日本支部解散 田中氏、都内に住民票移転
長野市の新党日本支部解散 田中氏、都内に住民票移転
新党日本が長野県第1支部(長野市)の解散を総務省に届け出たことが15日、分かった。同党の平山誠総務局長は信濃毎日新聞の取材に対し、党代表で同支部長を務めていた田中康夫参院議員(比例代表)が、昨年12月下旬に住民票を北佐久郡軽井沢町から都内に移したことを明らかにした上で、「長野県に住んでいない人が支部長を務めていると、実体がないということになる」と説明した。
一方、同局長は「支部長を務める人が見つかれば、支部をつくる」とも述べた。
同支部は田中氏が知事在任中の2005年11月、衆院比例北陸信越ブロック内の5県で政治活動を行う政治団体として総務省に届け出た。翌年3月、事務所を軽井沢町にある田中氏の自宅から長野市南石堂町の雑居ビルへ移転した。
昨年7月の参院選で田中氏の選挙運動に携わった上田市の会社役員によると、事務所は参院選の選挙事務所として使用して以降、ほとんど使われなくなっていたという。
田中氏は昨年10月、06年8月の知事選後に設立した政治団体「信州を思う53万人の会」も解散している。