あらゆる国民のためになされる、王国のよいたよりとはどのようなものなのでしょう。
「人々はあなた方に手をかけて迫害し,あなた方を会堂や獄に引き渡し,あなた方はわたしの名のために王や総督たちの前に引き出されるでしょう。13 それはあなた方にとって証しの[機会]となるのです。14 それゆえ,どのように弁明するか前もってけいこなどしないことを心に定めなさい。15 わたしがあなた方に口と知恵を与えるからです。あなた方の反対者がみな一緒になっても,それに抵抗することも論ばくすることもできないでしょう」。 ルカ21:12-15
これこそ聖霊を注がれた人々によって行われる証しの業であり、世界中に鮮烈な論争を巻き起こすものとなるでしょう。
今日の世界は、ウイグルでのジェノサイド、世界中に溢れる難民、環境汚染、人災ともいうべき自然災害、等々…これまでになく悲惨な有様となっているのではないでしょうか。
そして、人間は何一つ解決策を持っていません。
まさに次の聖句が述べることを証ししているのでははないでしょうか。
「人が人を支配してこれに害を及ぼした」。 伝道の書8:9
「自分の歩みを導くことさえ、歩んでいるその人に属しているのではありません」。
エレミヤ10:238
「王国の良いたより」とは、神が立てられる王国が地上のあらゆる政府に取って代わり
人類を支配するというものです。
モーセが神の民を解放するようファラオの前に出たように、聖霊を注がれた聖徒たちは支配権を神の王国に明け渡すよう世界の支配者たちの前に出ることでしょう。
しかし支配者たちがそんなことに応じるはずもありません。
「地の王たちは立ち構え,高官たちも一団となってエホバとその油そそがれた者に敵対し,3 [こう言う。]「彼らの縛り縄を引きちぎり,その綱を我々から振り捨てよう」。
詩編2::2-3
そのようなことができるでしょうか。「諸国民は手おけの一しずくのようであり,彼らははかりの上の塵の薄い層のようにみなされ」る神に対して、人間が束になってもかなうはずもありません。結果は火を見るよりも明らかです。
「それらの王たちの日に,天の神は決して滅びることのないひとつの王国を立てられます。そして,その王国はほかのどんな民にも渡されることはありません。それはこれらのすべての王国を打ち砕いて終わらせ,それ自体は定めのない時に至るまで続きます」。
ダニエル2:44:
エホバの証人