AISボルドー研修旅行【VINEXPO編】④
AIS( イタリアソムリエ協会 )のボルドー研修旅行へ参加し、夢のような体験をしました。 【二日目 6月23日】 一日目は、名シャトーの美しさに溜息をつき、貴腐ワインや名物フォアグラの美味しさに感動。 二日目は、フランス最大の 国際ワイン見本市VINEXPOへ。今年は、6月19日~23日の5日間開催され、この日は最終日でした。 案内役のボルドー生まれのアンナさんは、「VINEXPOは世界最大のワイン見本市」と言っていましたが、実際には、規模はイタリアのVinitalyの方が大きいです。 例えば、今年、VINEXPOには、148カ国から 48,122人が来場し、出展は48カ国の約2,400社でした。一方、イタリアのVinitalyは、来場者156,000人と VINEXPOの3倍以上、出展は4,000社と、2倍近い数です。(ただし、ブース費用はVINEXPOの方が高額なので、収益規模は、VINEXPOの方が上回る可能性もあり) 私達は、ホテルからトラムでシャトルバスの発着場所まで行き、無料送迎バスに乗り込みました。無料バスは空港やGARE駅等からも出ています。 会場に到着。意外にこじんまりとした会場だと思いきや、こちらは別館で、ワイングラス等の出展が行われているとのこと。本会場は、川の向こう岸に見える建物。 事前にアンナさんから、おすすめのメーカー名を聞いてから、橋を渡って本会場へ。中に入ったら、自分のペースでまわりたいので、私は個人行動。 会場内は、比較的すいていていました。最終日ということもあるのでしょうが、VINEXPOは、一般の人の入場は厳しく制限されているので、そのせいかもしれません。Vinitalyも、表向きは業者のみ入場可なのですが、規制があまり厳しくないので、そうでない人達も結構混入しています。最初はシャンパーニュから周ります。 サロン風のブースなどもあり、人でにぎわっていたので、試しに試飲してみましたが、味は普通でした。 シャンパーニュ数社を回った中で、一番印象に残ったのは、AYALA敷居が高くて入りにくいブースが多い中、対応もとてもフレンドリーで親切でした。蝶ネクタイをしてサービスにあたっていた男性、最初ソムリエかと思ったのですが、実は社長さんでした。 同じ銘柄で、リキュール入りのものと、そうでないもの(Zero Dosage)を両方試飲させてくださいました。 シャンパーニュは、口抜きによって中身が減った分、リキュールを加えるのが一般的。芳香で甘いリキュールは、ワインの欠点をカバーするのに有益です。なので、私は、リキュールを加えない泡を作っている生産者を、「潔い」と普段から高く評価しています。(フレッチャロッサもその一つ)シャンパーニュにも、こんな心意気のある生産者がいると知って、嬉しくなりました。途中、社長さんが中座し、代わって説明をしてくれたのがこちらの女性。(社長の娘さん?)めちゃくちゃ可愛い上に、対応も丁寧。ブランデブラン2004に続いて、トップワインの Perle d'Ayala 2002 Natureや、ロゼMAJEUR等をいただきました。どれも最高でした。 日本にも入っていて、シャンパーニュにしては、良心的なお値段です。 今回のボルドー旅行で、一番印象に残った赤ワインは、実はシャトーではなく、こちらのブースのワインでした。サンテミリオンの山側で作っているメルロー100%の赤。複雑でエレガントな香り、バランスが良くまろやかな口当たり。間違いなく、今まで飲んだメルローの最高峰。パリのコンクールで金賞に輝いたそうです。価格を聞いたら、「あなたならいくらをつけますか?」と逆に聞かれ、「もし、イタリアへ輸出するなら、○○ユーロを越えたら、厳しいです。」と答えました。実際の価格は、私が言った数字を若干下回りましたが、ほぼ同じ価格帯。内心ホッ。AOC以外でも、素晴らしいワインが地道に作られ、しかも値段も良心的だと知り、フランスワインのイメージが変わりました。 各国のワインが試飲できたことも大きな収穫でした。日本でもおなじみの、イスラエルのヤーデン社。スプマンテ以外は、どれも素晴らしい出来栄えでした。 イタリアでは、ガイヤ社が輸入しています。 チュニジアワインは、まだまだこれから、という感じでしたが、トルコのワインは、高レベルでした。トルコで一番大きなワインメーカーKavaklidere社562ヘクタールトルコの土着品種もあり、なかなか美味しかったです。すでに日本にも入っているそうです。( 画像容量の制限があるので、VINEXPOの様子は次回へつづく )