裁判員   その②

前回の選任手続きの6日後から裁判員の仕事が始まりました。
初日は、受付を済ませた後、評議室とゆう部屋に案内されました。
この部屋は、法廷で話し合われた事(審議)や、刑をどのようにするか…などの議論をする部屋となります。
また、この部屋が裁判員の控え室を兼ねています。
部屋は広くて、大きなテーブルがあり、ソファもありました。冷蔵庫や電子レンジもあり、至れり尽くせりでした。

そして時間となり、裁判長と裁判官が部屋に入って来て、改めて挨拶がありました。
そこ後、裁判員のみんなに、今回担当する事件の詳しい資料が配られて、説明がありました。

今回の事件がどのようなものかとゆうと…
住居侵入、強盗・強姦、強盗・強姦未遂、致傷、窃盗 罪 です。
いづれも、59歳の男性被告人が、計画的に夜中に、若い女性宅に侵入して犯行に及んだものです。
今回立件されてるのは4件(一番古いもので14年前)で、そのうちの1件は2人暮らしだったので、被害者は5人となります。
この事件の前にも、同じような事件を2件起こしてるのですが、被害者女性の意向により、起訴されなかったそうです。
殺人事件とかではなかったのですが、かなり卑劣で悪質な事件です。

そして、そのうちの1件だけが争点(被害者の証言と被告人の供述が食い違っている)となっていて、まず、その争点を明らかにしていきます。

今後の日程の話もあり、前半の4日間は、法廷での審議で、後半の5日間は、評議室での議論(評議)となり、最終日に、再び法廷で判決となります。

何はともあれ、初めての事で勝手がわからなくて、かなり不安でしたが、皆さん良さそうな人ばかりだったので安心しました。

ここで、今回のメンバー構成ですが
まず始めに、裁判長と裁判官
裁判長は、裁判官歴30年の50代後半の裁判長。(1人)
裁判官は、今年4月に裁判官なりたての女性裁判官と、ベテランの女性裁判官。(2人)
そして裁判員
50代後半の男性会社員、30代の男性会社員、50代の専業主婦、20代の女性会社員、20代前半の女性大学生、そして僕。(6人)
最後に補充裁判員
60代前半の女性会社員、20代後半の男性自営業。(2人)
この11人で、今回の事件について話し合っていきました。

男女比もうまく分かれていて、年齢層も幅広くバランスがとれていたので
こうゆうことも考慮した上でメンバーが決まったのかなぁ…と思ってたのですが
全くそうゆう訳ではなく、単純にくじ引きで決めたらこうなったそうです。
なので、他の裁判員グループによっては、男性だけだったり、年齢が偏ったりもするそうです。

さて、いよいよ時間となったので

いざ!法廷へと向かいます。

続きは、その③で