いつも仕事が終わって帰宅したとき、室温とか湿度とかその日の発電量を確認してるんですが、最近は毎日室温が１度ずつ上がってる感じで、昨夜は27度になっておりました。あげく、深夜に27.1度に上がってて笑いました。湿度は67%。ジメジメ寄りですね。でもそんな日々も今日で終わりで、今日は昨日との温度差が激しいとか？今のところまだ暑いなと、Yシャツの袖をまくってる状態です。なんなら日向君ぐらいまくりたい。
先日バナー広告で、リーフを買うとこんな補助金が！みたいなものがあって、実質安くで買えたりするんなら、太陽光発電もやってるし全然ありなんだよなあと読んでると、V2Hという文言がでてきた。
前にも見たことがあるが、なんだっけ？と検索すると、Vehicle To Home（車から家へ）の頭文字で、蓄電池として使ったり、太陽光発電から充電したりするのにV2H機器を家庭に取り付けないといけないのだそうな。太陽光から充電するのは別に機器いらんと思うのだが、蓄電池として使うために必要なのであれば、もしリーフを買うのであれば必須といってよいのではないだろうか。
でないと、単純にガソリン代を浮かせるためだけに電気自動車を選びました、という話になりそれでいうと今おそらく月に15,000円ぐらいのガソリン代が、4,000円ぐらい（深夜電力で計算）になって、年間132,000円の節約になるけど、それで回収しようとすると20年以上乗らないといけない。
ちなみにエコとは何かのついでに達成されるもので、それを主として選ぶ人は少ないと思ってます。例えば性能。例えばデザイン。例えばコスト。こうした部分で気に入って、そういう選択肢の中でエコなものがあれば、何かの面で少々マイナスだとしてもそっちを選ぼうかな、というぐらいじゃないでしょうか。他の製品よりショボいしダサいし高いけどエコなんだよね、ってものを選ぶ人は稀有でしょう。もしかするとグレタさんでも選ばないかもしれない。
ちょっと前提を挟むけど、電気代については太陽光発電をしている前提で考えてますが、深夜電力料金より売電単価の方が高いため、太陽光から電気自動車に充電、ということは考えていません。その可能性がでてくるのは卒FIT後（太陽光契約から10年後）になりますが、そのときの売電価格と深夜電力料金との比較で安い方ということになるでしょう。
で、蓄電池としても使います、という場合、深夜電力外の時間帯に使わないと節約効果がない。日中はともかく、夕方以降深夜までのピークカットができればいいと考えるが、自分が使うのであればその時間帯に帰宅していることが少ないのは問題だ。
蓄電池の効果を最大限発揮できる状況とは、ずっと車が家にあり、電気代の月額分を0円にできるという状況だろう。蓄電池の最大効果は費用の0化。利益は発生させることはできない。そして、これが可能なのは、太陽光発電した分を全て貯め込んでいて、それで日中も深夜帯も賄う、という場合だ。これがあり得るのは卒FIT後だろう。だって、普通に売電額が買電額を上回るのだから、FIT中にやるメリットがない。
FIT中であれば、深夜電力を貯め込んで、日中の電力を賄う、ということになる。この場合、仮に月の電気代が１万くらいとして、そのうち深夜電力が少なく見て1/3くらいを占めてるとすれば、2/3の部分の電気代が日中使用分ということになる。これを蓄電池で深夜料金にするので、大体半額として、2/3÷2＝1/3。つまり電気代は今の2/3（深夜1/3＋日中1/3）になる。
つまり、浮く電気代は月に3000円くらいか。であれば年間36,000円の節約。ただしV2H機器が高額で80万～170万とかするので、仮に30万ぐらい補助金があっても最低14年ぐらい使わないと回収できず、その間にバッテリーの交換が必要になったりすれば、その費用が80万。そうしている間にV2Hのパワコンの寿命もきて…。
計算すればするほど回収できない。現状蓄電池は非常用の備え以外の価値を見出せない。うーん、リーフで結構お得になるのでは、と思ってたけど結構シビアだなあ。少なくとも、お得のために買い替えるという選択肢はなさそう。車自体を買い替えなくてはいけなくて、その際に差額いくら出せばこういう選択もできるけど？というベースで考えるものな気がする。古い型なら30～50万ほどであるので、それを使って蓄電池として、とも思ったけど前述の計算から元が取れそうにないし、それなら邪魔だ。
まとめると、
・コスト面で検討するなら、他の車との比較の中で、その差額と節約されるガソリン代で考える
・中古で買うのであれば走行可能距離に注意が必要なのと、バッテリーの交換費用も計算にいれておくこと
・原則としてV2Hは現状赤字。卒FIT後なら…。
・非常用電源としての価値はあるが、太陽光発電をしている場合、夜間にしか必要ないとすれば、果たしてV2Hまで必要かは要検討
というところだろうか？考察間違ってるかもしれないけど、なかなか電気自動車の導入は厳しいなあ。ちなみに、採算度外視で自分が欲しい車としては、テスラのサイバートラックです。大きい靴下用意するので入れておいてください。
