彼に牙があったからこそ

温かく整えられたベッドで休むのは

最高だ

愛する君と
生まれたばかりのこの娘の

甘い匂いをかぎながら

だけど獣の影に怯えながらも
草の露を感じながら眠る夜がなければ
僕はきっと死んでしまう

君はこれこそが幸せだといつも
白いふかふかで僕を包むけど
長いことそれじゃあもう息ができない

苦しくて酔いつぶれそうだ

柔らかさと清潔さの中で

苦しくて酔いつぶれそうだ

僕を放して

（って自分から出て行けばいいんですけどね。
　こういうのがでてきちゃったので）

ともすると私たち女は、
自分たちが居心地よくがあるために
男たちのボールを掴んでは
自分たちと同じようになれと
手を変え品を変え

コントロールしようとします。

じきに彼らは
用を足してはトイレットシートを
下げるようになるのとひきかえに
魅力を失って行きます。

私たち女が、

理性的マインドに乗っ取られるごとに
魅力を失うように。

あなたは彼に、

牙があったからこそ

恋に落ちたのではないですか？

女になれない。
彼に魅力を感じない。

と言う前に、
女向きの

便利仕様に去勢するのをやめて
男のままでいていい

と決めてはいかがでしょう。

命とは

それほど洗練されたものではありません。

その営みは洗練の極みと言えても。

自分たち女とは違うその匂いを、
そのまま愛し味わうよろこびを
ご自身にゆるしてはいかがでしょうか？

もちろん私も日々チャレンジです。