「本当のことを書いていないから、

書けないんだよ。」

 

 

これは以前私がブログが書けないと言う

悩みを持つとあるクライエントさんに

伝えた言葉。

 

そして私はここのところずっと

以前ほどの頻度とパッションで

ブログを書けないでいる。

 

Facebookの方には、ツイッターに書き込める程度の

短い文章を載せており、

 

そちらのほうはただ瞬間に現れたものを出す

と言う感じで続いているのだが、

 

今日の出来事、みたいなこと以外の

自分の考えや世界観の表明をあまりしなくなっている。

 

その理由の1つは、現在まだ右手が使えないので

左手だけでタイプを打たなければならないということがあり、

それは非常に大きな理由だと思う。

 

両手でタイプを打つ事に慣れていると、

思っている事と指がシンクロして動くような感覚があり、

ある種両手の指と考えていることが一体化して

コンピュータースクリーン上に文章として現れる。

 

そんな感覚だ。

 

 

たった今は音声入力を使ってこれを書いているのだが、

両手を使ってキーボードを打ちながら書くのとは全く感覚が違う。

 

まず長い間文章を入力し続けることができないし、

私の滑舌が悪いのか言ったこと

そのままに入力されないこともよくあるので、

直しがすごく面倒だ。

 

こちらのほうはコツコツと左手片手でやるしかない。

 

とてもありがたく便利であるが、全くめんどくさくもある。

 

しかしながらパッションが炸裂するときは

左手だけだろうが、音声入力でだろうが、

なんとか伝えようとする自分がいる。

 

だから、私が最近長い文章や、

ブログを書かなくなっていることには

それ以外の理由がある、と思うのだ。

 

ブログなんか全然書かなくったっていいし、

仕事のためにやらなきゃね、

なんて思ってるわけじゃ全然ない。

 

書くことは、私にとって喜びであり、

自分とつながりそこから表現するツールであり、

気づきをもたらしてくれる大切なものなだけだ。

 

最初にブログを始めたのは、2003年、

4年間暮らした米国から帰ってきて数ヶ月後のことだった。

 

米国で流行っているウェブログなるものを

この日本でもしてみんとてす、と思いたちはじめてみた。

 

当時はまだアメブロはなかったのではないだろうか。

今のような無料のブログなども見かけなかったと記憶しているが

本当はどうだったんだろう。

 

私はネット上の、有料のrental日記とレンタル掲示板を利用して、

初のブログのようなものを始めた。

 

「Everyday Sprituality」

 

と言うのが私のブログの最初のタイトル。

日本語に訳せば、毎日のというか、日々の霊性、と言うことになる。

 

スピリチュアリティーと言う観点から

日々の出来事や自分の心に起きる事や

そこから来る気づきを毎日毎日書き続けていた。

 

それは私にとってのスピリチュアルなプラクティスの1つであり、

1日の終わりに2時間程度、毎晩時間をとっては

とにかく毎日休まず書いた。

 

現在のように他のSNSなどで

この日記というかブログの存在を宣伝する方法はなく、

コツコツと知り合いなどに伝えては、

毎日100人以上の人が見てくれるようになっていた。

 

多分その100人は、

今のアメブロ読者100人などとは全然違っていて、

とにかく私の書くものを毎日読みたいと

思っている人達の集まりだったと思う。

 

とにかく毎晩ブログを書く時間が楽しく満たされていて、

書き終わると本当に満足して床についたものだった。

 

1、2年続けた後だろうか?

 

それから私は最近で言うところの

「非二元」「ノンデュアリティー」にはまり、

スピリチュアルな視点からとは言え、

 

自分の物語を語ることが、物語としての自分、

パーソナリティーを強化すると感じそれを止める。

 

 

そこはエクストリームなことをしがちな私、

止めただけではなく今思えば財産とも言えるであろう

自分の書き綴った文章全部を丸ごと削除しては

インターネット上から消した。

 

 

続く

 

 

いつも応援いただき、ありがとうございます。

 

 



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