少女Aへの公開ラブレター | 牧童の溜息

少女Aへの公開ラブレター


◆「アガパンサスってお花の名前だったのねf(^◇^)あははムキョウヨウデスイマセンハハハ」

何でも知っている人などいない。
花の名前だって君のほうが多分、僕よりいっぱい知っているだろう。
たまたま僕がアガパンサスに出会っていただけだ。
教養は知識ではなく知性であり感性である。

◆「日本で生まれ教育を受けてきた人だったら、なん歳くらいから、俳句が説明しなくてもわかるようになるのでしょうかぁ」

実にくだらない質問だね。
説明しなければわからない句は駄作だということの本質を説明すると、わかる人にだけわかってもらえればいいのであって、わからない相手にいくら説明してもわからないのだから愚かだということなんだ。
万人にわかってもらいたくて俳句を作っているわけではない。
わからない人にとっては駄作のままでいいのだという想いがあるのだ。

句もしくは僕に関心があれば僕の句を読み、何かを感じ取ってくれるだろう。
関心がなければスルーしていくだけだ。

君は僕に関心を持ちはじめた。だから僕に質問してくる。
僕は僕で君から愛されたくて懸命に説明してしまう。もし君が僕を愛していたら、アガパンサスに自らの感性で出会っていただろう。

◆「年上が好みなのぉ?年上好みならお茶のみ友達に私の50代~70代の知り合い紹介しましょうか」

僕は年齢に対するこだわりはない。ただしセックスできることが条件だ。
メールで盛り上がると会いたくなる。
僕はまだ茶飲み友達を求めてはいないから、セックスするなら会うけどしないのなら会わずにこのままメル友でいようと答えている。

こんな僕でよければ紹介してください。

◆「【本当の恋】ってどんな恋なんですかぁ(・・?)」

そんなもん僕にもまだわからない。心だけの問題ではないのは確かだ。だんだんわかりかけているんだが、あと一歩足らない。
だからまた新しい恋を求めている。
君を抱き締めたとき本当の愛に出会える予感がする