今月一番観たかった舞台を観に行ってきた。

最初の登場シーンから白糸役の市川春猿さんがとにかく綺麗!ご本人も気合いを入れて臨んだらしい水芸のシーンは、最新機器に頼らず古くから伝わる手法に倣っているのが、かえって新鮮なものに見えた。

相手の村越欣弥役の井上恭太さんは、愚直なまでの真っすぐさが感じられた。井上さんくらいの若くて細身の方だと、普通着物の着こなしが決まらないのだが、着物姿が板に付いていたのがさすが新派俳優だと思った。

個人的には市川笑三郎さんが非常に良かった。誰も注目してなさそうな場面でも細かく目の行き届いた芝居をされていた。


白糸と欣弥のあまりに真面目だった故の悲恋はやりきれない部分もあったが、やはり泉鏡花の世界観は美しいと思った。
来年一月は『日本橋』をやるらしい。こちらも楽しみ♪