あ〜、泣いてしまった。
本を読みながら、こんなに泣いてしまったのは本当に久しぶり。
猫「ダルシー」と飼い主の関わりを、猫目線でつづったお話。
ダルシーは本当に飼い主「あたしの人間」を愛している。そして飼い主もダルシーをとても愛している。
他の猫と一緒に暮らすこともあったけど、色んな経験を通して、二人の愛は成長していった。
ダルシーが最期をむかえるまでの飼い主との愛情のやりとりには、お互いを思いやる気持ち、全身全霊の愛があり、切なさを感じ、涙が止まらなかった。
動物と暮らしたことがない私には、猫と暮らすことがこんなに心を揺さぶられることだったということを考えさせられた。飼ってみたい、と思ったことはあるが、この本を読んで、心配事や悲しい気持ちも増えるということを知ると、正直、ためらう気持ちのほうが強くなった。
真っ直ぐな愛のやりとりのお話。
素敵なお話だった。
「あたしの一生」
ディー・レディー著 江國香織訳
小学館文庫
