ようやく話せたこと ようやく聞けたこと  | アンダンテ♪・・・ゆっくりと

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思いつくまま、気の向くまま・・・そんなブログです。

多忙な時期は、コメントのお返しが遅くなることがございます。
どうぞ、ご了承くださいませ。

         

ドカーン ドドド・・・お腹まで響いてくる爆音、それはそれはすごいものだったよ。

空襲警報が鳴ると、みんなで防空壕に入るわけ。でも、落ちっこないからって、ダラダラと歩いて行ったんだよね。
ある日、焼夷弾っていうのが襲ってきた。いつもと違う凄まじい音・・・これにはびっくりして、必死に走って防空壕に行ったっけ・・・・・
当時の日立制作所は、軍需工場だった。それを狙っての攻撃だったわけ・・・・・



















ものすごい音で、「防空壕の壁から離れろ!お腹がよじれるぞ!」と、言われたっけなぁ。
ある日、ある防空壕が爆撃された。そこで、友達の一家が亡くなったんだよ。
よく遊んだ子だったよ。
周りは、亡くなった人がたくさんだった。それはそれは、悲惨な光景でね、いやな思い出だよ。
二度と戦争があってはだめだ。戦争を知らない人が、また始めようとするかもしれない。
それは、決してだめだ。絶対にだめだ。
















父は戦時中、ご飯の代わりに南瓜やじゃがいもを食べ過ぎたから、嫌いになったと南瓜とじゃがいもを食べなかった。
最近になって、美味しくいただけるようになったと言う。

思うに・・・父は歳をとって、ようやく話せたのかもしれない。
今まで話さなかったことを、今になって話したのは何故なんだろう・・・
不穏な情勢を察してからなのか、真意はわからないけれど。
私がようやく聞けた話は、胸にずしりと重いものだった。




後記
2つ前の記事で、お約束した記事をアップせずにおります。申し訳ございません。原爆投下された日に残しておきたいと思うことを、書かせていただきました。
次回はお約束通り、コンサート会場となったカフェを。こうしてブログを書けることは、しあわせなことなのですよね。こうして、ゆったりと・・・今は平和な時代なのだとしみじみと感じます。









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