天国 | アンダンテ♪・・・ゆっくりと

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思いつくまま、気の向くまま・・・そんなブログです。

多忙な時期は、コメントのお返しが遅くなることがございます。
どうぞ、ご了承くださいませ。

         


おかあさんたちは
みんな一つの、天国をもっています。
どのおかあさんも
どのおかあさんももっています。









それはやさしい背中です。
どのおかあさんの背中でも
赤ちゃんが眠ったことがありました。
背中はあっちこっちにゆれました。








子どもたちは
おかあさんの背中を
ほんとうの天国だとおもっていました。
おかあさんたちは
みんな一つの、天国を持っています。



新美南吉
天国


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この詩の朗読をコンサートで聴いたとき、感動で胸が震えました。
そして、思い出したことがありました。
夜中、私をおぶって病院に連れて行ってくれた母の背中。
昨日のような雪がたくさん降った日でした。
高熱と喘息の発作で苦しいけれど、母の背中はあったか~くて、心地よくて・・・
微睡みの中の母の背中。
そんな記憶。



自宅の窓から外を眺めながら・・・



いつもと違う真っ白に染まった景色を眺めながら、思いました。
お母さんって、あたたかいものなんですよね。

遠い記憶に想いを馳せて 母と私の好きな曲♪