バレリーナ、一度は憧れた方がいらっしゃるのではないでしょうか。
私とバレエの出会いは小学校2年生の時、お友達の靖子ちゃんのバレエ発表会でした。
真っ黒になって、自転車を乗り回しているあの靖子ちゃんなの?
綺麗なお衣装にお化粧をして、華麗に舞う姿は私の心を鷲掴みにしました。
私も習いたい!
数週間後には念願叶って、バレエのレッスンに通い始めました。
レッスンの初日、男の先生がいらっしゃいました。
頭のてっぺんは薄く長髪・・・発表会で観た先生は、かっこ良かったはずなんだけれど・・・
まるで別人。
レッスンは、踊るっていうよりも体操している気分でした。
思い描いていた私のバレエとは、違うのです。
発表会では、それはそれは華麗な世界。レッスンでは基礎をしっかり習得する為に、
「鍛錬する」という言葉が合っていると思います。
身体が硬く、振りがなかなか覚えられない(センスが無いんですね)
私は、劣等感を感じることが多くなりました。
理想と現実の狭間で、私は毎週のレッスンが苦痛になっていったのです。
ある時、私はボーっとしていて学校の階段から転げ落ち、足首にひどい捻挫を負いました。
痛みが強い中で、内心「ラッキー!レッスン行かないで済む!」。非常事態の最中でも、こんな風に思う程でした。
母は、そんな私の想いを察して、
「やる気が無いなら、続けていても無駄でしょう。将来、後悔しないのならやめてしまえば・・・」と。
念願かなって始めたバレエを、念願かなってバレエをやめることになりました。
ずいぶん経ってから、母に聞いた話です。
「レッスン見学に行ったとき、表情が曇ってたよ。生き生きしていなかった・・・。
これ以上、続けることを強いたとしたら、この子はダメになっちゃうなぁ~って思ったんだよ。
続けることに意義はあるけれど、続けることによって無意義なことが生まれる場合もあるんだよね・・・」
いいわ、いいわ、、だけでは無く、理由があったんですね。
不登校のお子さまと接していると、登校させようと車に押し込んでまで連れて行こうとする
親御さんがいらっしゃいます。
学校へ登校しないのには、子どもなりの理由があるんですね。
子ども自体の存在を受容することは、大きな喜びや幸せに繋がっていくのかもしれません。
親も子も・・・。
Mewはバレエはやめてしまったけれど、ピアノはウン十年習いました。
大きな喜びと自信をつけてくれた、唯一の習い事です。
