節分が来ると、毎年思い出すこと・・・
毎年、父が大きな声で
「鬼はぁ~そとっ! 福はぁ~うちっ!」
と、窓を開け放って大声で叫ぶのです。
これが、とっても恥ずかしくて仕方がなかった。
小さい頃は社宅に住んでおり、周囲から父のような大声が聴こえてくることは在りませんでしたから。
隣りには仲良しのめぐみちゃんも居ます。
聞こえるよなぁ・・いやだなぁ・・・
物心ついてからは、毎年思ったものです。
ある年の節分・・・
仕事で不在だった父から、陽が落ちたころ電話がありました。
「今から『鬼は外~福は内』言うから、受話器を窓の外に向けて豆を投げて・・」
というものでした。
電話してまで叫ぶのかぁ・・・
今年は近所に聴こえないから、このほうがいいな・・・
と安堵の気持ち。
父の言うとおりに豆捲きを・・・
受話器から聴こえてくる父の大声、耳に受話器を当てたら耳がキーンとなりそう。
成長するにつれて、この父の掛け声が幸せを招く声に変わっていったように思います。
家族を大切にする父だからこそなんだなぁ・・・と。
節分では恥ずかしい思いでいたので「鬼は父」だったけれど、
今は「福は父」かしら。
今夜も「鬼はぁ~そとっ!福はぁ~うちっ!」
大きな掛け声をするのだと思います。
聴きに行こうかな・・・・。