70代のご婦人が話しかけてきた
「どこから、いらしたんですか?」
「茨城です。」
「あら・・・地震たいへんだったでしょう。」
と、心配してくださった。
群馬でも揺れは大きく
そのご婦人は、地震酔いと恐怖感で3㎏も体重が減少したそうだ。
身体の方は、復調された様子
でも。。。
「うちは、牛舎をやってるんですよ。
群馬でも、セシウムが高いと報道されて・・・
牛の売値が今までの2分の1になっちゃって・・・」
群馬からはるばる、北海道まで子牛を買いに行くそうだ。
40万円で購入し、2年間育てて100万円で売れた。
でも、今は50万円。
風評被害、赤字だ。
「群馬は何の保障もないから、困っちゃうんですよ。
これからどうなるのかねぇ。。。」
被災地の人だけでなく、ここでも苦しんでる人がいる。
地震と原発事故の爪痕は大きい。
露天風呂で、榛名山へ沈む夕日を眺めながら
ご婦人と、しばらく話した。
地震の前と、今見るこの夕日は同じ風景
でも、心に映る夕日は
少し違うのかなぁ・・・と。
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