着物の染屋なのでたまには着物もご覧頂きましょうか。
工房は手描き友禅をしているので彩色風景から。
これは既にお客様にお届けした作品で現在進行形ではありません。
進行中のものはまた機会がありましたらご覧頂きます。
こちらは総柄の小紋、貝桶を彩色している所。
京友禅らしい配色を希望されたのでお客様の意向に合わせた柄と配色で進めていました。
染屋の独り言Ⅱ-貝桶彩色
地色は我が工房でも余り染めた事の無いオレンジ系。
東京でも京友禅の本道を行く着物を好まれる方が居られます。
どちらかと言えば工房では珍しい配色、しかしこれほどの重さ、手描きで総付け友禅をするのは近年稀。
仕上がりをとても喜んで頂き、これに勝る総付けの小紋の注文を追加頂きました。
高価な小紋の注文は途絶えたままでしたが、製造直売の価格にも驚かれた様子。

次は我が工房の作品の全ての地染めを担当してくれている引き染め屋さんの作品。
本来引き染め屋ではなく看板には「ぼかし」と銘打ってあるぼかしやさん。
もの凄い技術の持ち主で多分京都一だと思います。
京都一という事は日本一、と言う事は世界一という事にもなりますね。
今回の作品は道行コートで沢山の作品を作ってきたのですが、訪問着でもと言う注文で作ったもの。
壷垂れぼかしです。
染屋の独り言Ⅱ-訪問着:壷垂れぼかし
図案は私が描きましたが、常に感動を与えてくれるぼかしやさんです。