日本の住宅は概して狭い。ウサギ小屋と言われたこともあるぐらい、狭い。国土が狭いのはもちろんだが、山地が多く、使える平地が少ないことも原因だろう。それに比べ、アメリカの住宅は広い。広い住宅に住むことのメリットは、広い視野を得られることではないだろうか。

 

冗談のようだが、狭い家は狭小な人間をつくるような気がしている。それに対し、大きな家は、大きな人間をつくる気がするが、どうだろうか。アマゾンやグーグルなど、世界戦略を企てる企業のほとんどがアメリカ発なのは、家の大きさと関係しているのでないか。狭い家からは、狭い発想が生まれがちではないだろうか。

 

アメリカが世界一と言われる理由は、多様性にあるといわれる。黒人やヒスパニック、中華系など様々な人種を受け入れているのがアメリカの強さだという。それもそうだろうが、アメリカの大きな家や部屋が、発想の豊かさを生んでいるように思う。

 

子供のために自然豊かな田舎でのびのび過ごさせたいという移住希望者もいると思うが、田舎居住のメリットは自然以外にも、大きな家という気がする。大きな家に住むと、大きな発想になるという仮説はどうだろうか。例外も山ほどあるだろうが、大きな発想は大きな家に起因するという仮説を持っている。トランプによれば、「どうせ考えなるなら大きく考えろ。どうせ生きるなら大きく生きろ」である。大きく考えるなら、(田舎の安い)大きな家に住むのはどうだろう。