新NISAの2大巨頭は、オルカンとS&P500だろうか。現在の株高を反映して、どちらもそれなりにいい結果が出ている。一方で、日本株やインド株などの変化球も悪くなさそうである。これらの背景には、世界的なインフレ傾向によっていずれにしても株が上がっているのであって、それほど景気がいいというわけではないという説もある。

 

少し実験しようと思い、2024年初にオルカンとS&P500、日本株アクティブ、インドアクティブを購入して、そのパフォーマンスをみてみようと実験してみた。買い付けがうまくいかず、タイミングが全く同じにはならなかったが、結論から言えば、どれを選んでもあまり変わらないのでは、、という感想である。なにかが突出してパフォーマンスがいいということはなかった。それとは別に金ETFを買ったが、これも悪くはないが突出した成果ではない。以上はだいたい5-10% +程度のリターンだった。

 

この3カ月弱の成果を結論的に言えば、仮想通貨関連の株が約300%+ともっとも値が上がった。仮想通貨は現時点で、日本では投資信託やETFに組み込まれていないが、米国では承認されて、すでにETFがブラックロック等により運営されている。仮想通貨のETFを購入できないので、代わりに、米国のマイクロストラテジーという企業ポリシーとしてビットコインを買い進めている会社の株を購入して検証してみたが、この3カ月弱で300%程度のプラスだった。もちろん今後大幅に下落することもあるだろうが、少なくとも現時点ではぶっちぎりで圧勝している。この株を推奨する気は全くないが、オルカン等による分散投資、長期投資が最後は勝つのか、仮想通貨や金、フェラーリ、ロレックスなどの希少価値投資が勝つのか、見守っていきたい。

 

余談だが、仮想通貨をそのまま買わず、マイクロストラテジーという株の形で買っているのは、日本の税制が仮想通貨に著しく厳しく、確定申告も必要だったりと面倒くさいからである。