まぼろし雨上がりのキャンパス帰りを急ぐ学生たちのあいだを縫うように僕は 思い出の坂を 登ってゆく坂道の両側には あの頃にはなかった建物遮られる視界が さらに記憶を曖昧にする坂道を登りきると 大きな楠取り囲むように置かれた 石のベンチここで 僕はいつも 君を 待っていた若い学生たちに混じってあの頃の君が 走ってきたら…君は 今の僕に 気づきもしないであの頃の僕を 探すだろうかもう少し 待ってみようあの頃の君を 待ってみようあの頃の僕として・・・