ひと粒の雪鮮やかすぎる月の光に混じってわたしの頬に ひと粒の雪冬の冷たい月の光を遮って灰色の雲が 流れてゆくたったひと粒だけたった一度だけあなたと過ごした時間のように 一瞬の出来事跡形すらも残さずに 消えてゆくそれでも わたしの頬はその冷たさを 閉じ込めて偶然の記憶を 蘇らせる忘れられると 思っていたのに…振り返っても 見えなくなると思っていたのに…たったひと時だけたった一度だけわたしは あなたの腕のなかにいた