微かに震えた君の唇は
確かに「サヨナラ」と呟いた
涙が零れ落ちる前に
君はドアを閉めた
道を挟んだ 薄暗い街灯の下で
君の呟いた言葉を思い出す
君の部屋に 明かりは灯らない
きっと 泣いているんだね
何度見上げても
窓には夜の闇が映っているだけ
あなたの前では泣かないと言っていたから
きっと 泣いているんだね
別れたらひとりで泣くと言っていたから
きっと 泣いているんだね
泣かなくても済んだのに…
僕の前で泣けばよかったのに…
いつまで経っても 明かりは灯らない
眠りにもつかずに
きっと 泣いているんだね
「サヨナラ」なんて言わなくてもよかったのに…