私はポケットには入れないから…
そう言いながら 君がくれた写真
どこかの遊園地で
動物のオブジェにまたがって 笑っている
少しぎこちなさそうな笑みは
夏の強い陽射しが眩しいからだろう
この写真をもらってから
僕は 何度みつめただろう
明日の約束をして別れた夜も
逢えない日が続いた夜も
僕は 君をみつめていた
さよならも言わずに去っていった君と
ふたりが過ごした日々を思い出すときも
僕は 君をみつめていた
過去の記憶など埋没してしまうような
忙しい時代にも
僕は 君をみつめていた
あの日から 君は
ずっと僕のポケットのなかにいる
いつも どんなときでも
僕のポケットのなかには
君がいる