ミュシャ展 | あさひのブログ
美術館「えき」でやってるミュシャ展へ行ってきました。

この美術館は百貨店の一角にあってあんまり大きくないのだけど、でも展示数はかなりのものでした。約150点!
アルフォンス・ミュシャはまあ誰もが知るアールヌーヴォーを代表する人気画家、現代で言う所のイラストレーターだけど、アールヌーヴォーの有名なポスター画だけでなく若い頃のスケッチや水彩、油彩、また画家を取り巻く人々の写真なども集めて立派な回顧展になってました。

美しくセクシーなポーズをとる女性とまた美しい草花、きらめく宝石などの装飾品…女性も憧れる美しい女性を描いててなおかつ現代の漫画のように簡略化された線。ポスターに描かれる女性像は"ミュシャらしさ"というものが確立されててぶっちゃけ同じパターン、同じ構図なので、漫画家が自分のキャラクターを白い原稿用紙にササッと描いていくように描いてると思ってたけど、ミュシャは実際にモデルの女性にポーズをとらせてちゃんとスケッチして描いてたというのが意外。頭の中の理想の美女を描いてたわけでなく、実際に美女は存在してたというわけ。写真で見ると確かにあのセクシーなポーズで美しいけれども、実際に絵になるとまるで女神さまのように美しさ倍増するのは…淡い色彩のせいかな?(^▽^;) 初期の頃の作品は古典的な宗教画っぽいタッチや構図も多いのでそういうところから神々しさというのが引き継がれてるのかも。

簡略化されて太い線で縁取られたポスター画以外の、スケッチや水彩になるとわりと普通で、ミュシャって言われてもピンと来ない。でも陰影の捉え方が神経質なくらい細かくて見事。物語の挿絵として描かれた水彩画は、水彩ならではのにじみを利用し白と黒だけでこんなにも細かく表現できるのかと唖然とする作品です。


ミュシャ展 -運命の女たち-
10/14(土)-11/26(日) 美術館「えき」KYOTO

美術館「えき」KYOTO
JR京都伊勢丹7階。



長いものに巻かれろ