始皇帝と大兵馬俑展 | あさひのブログ
国立国際美術館の「始皇帝と大兵馬俑」展を見てきました。


文字通りの兵馬俑の展示だけかと思ったら、前半は春秋・戦国時代の陶器、出土品をバラエティ豊かに紹介。秦国を基点に紹介してるものの、特に始皇帝や秦のものに限らず当時勢力を誇った魏や楚、巴・蜀、北の部族の西戎など、その土地の特色をわかりやすくまとめた展示となってます。
なめらかで美しい丸みをもつ陶器の数々は、その表面に人の手でとは思えないくらい微細で機械的な模様がびっしり刻み付けられていて、とても2000年以上前のものとは思えない!
玉(ギョク)という宝石や青銅をはじめとする金属の加工技術の凄さ、それらを装飾品として、または権力の象徴として愛でた当時の人々の事を思うと、2000年の時が流れても人は変わらないんだなと、太古の人々に妙に親近感を覚えます。

そして後半は広い室内にどどどどん!!と等身大兵馬俑が並ぶ!
写真で見るよりもずっと大きくて、等身大とはいえバランスよく立たせるためにも脚部はがっしりとして姿勢よく、その表情は実直そうに口元は引き締まっていて、思った以上に迫力がありました。これが陶器だとはにわかに信じられない。こんなのが田舎の地面の下から何千体も出て来るって光景はちょっとしたホラー(^▽^;)
人だけでなく馬や馬車もあって、1/2スケールの馬車(レプリカ)も全てが陶器だと考えると凄すぎて凄すぎて…手綱まで忠実!

太古の時代とは思えない技術力の高さと、それを作らせた始皇帝の権力の大きさに驚くばかりです。この兵馬俑1体作ってどのくらい給料貰えたというのだろう…多分そんなに時間も与えられてなかっただろうに。たとえ恐怖政治だったとしてもこれだけのものを作らせるためにはそれを指示する人への給料または信頼も充分ないと統制とれないし…沢山の人を動かせたその力の源は一体何だったんだろう。

最後に兵馬俑のレプリカが並ぶ撮影コーナーがあります。

等・身・大!


一体一体顔が違う。
兵馬俑は、それまで王の死後あの世での世話係として従者が生き埋めにされてたのを人形で代わりとしたものらしいし、始皇帝のお気に入りの小姓とか部下がモデルかもしれませんね。


特別展・始皇帝と大兵馬俑
7/5(火)-10/2(日) 国立国際美術館
始皇帝が主人公(?)の漫画の原画展コーナーが併設されてました。そちらは無料です。

国立国際美術館
駅からは遠いので市バスをおすすめします。