ダリ展 | あさひのブログ
京都市美術館のダリ展へ行ってきました!

とろけた時計の絵でおなじみのダリですね。まぁ今回は時計をモチーフにした作品はごくわずかでしたが。(※ちなみに代表作の「記憶の固執」は今回は来てません。)

10年ぶりの本格的な回顧展ということで、初期作品から晩年の作品まで順に展示。
あのシュールでグロテスクで虫!!なイメージが強いダリが、こんな様々なタッチの絵を描いてたんだ、と驚きでした。(虫ほとんどありませんでした。虫嫌いに朗報!)
初期は解説にもあるようにピカソの影響を受けた画面やタッチで、影響受けるっていうかもろピカソだったりw、エッシャーのメタモルフォーゼ的な作品があったり、写真のコラージュ作品なんてのも作ってたり、最後にプロジェクタで放映されていたアニメーションはまったくもって現代作品のそれ。(これは原作がダリで、ディズニーが2003年に完成させたそうなので実際現代作品ではあるけど。)

とはいえやはり注目を集めるのはシュールで溶けてて思考がバクハツしちゃってるような不可思議な作品。私はシュールレアリスムはグロテスク(リアリズム)とユーモア(フィクションもしくはファンタジー)のバランスで成り立ってると考えてるのですが、ダリはグロテスクさが強くて、なんかパッと見た時にあまり気分が良くない…。各所に取り入れられているモチーフがなまじはっきりと象られてるだけに直接的に入って来やすくて。
ユーモアやシニカルさが表面に出てる作品もあるにはあったけど、やっぱりグロテクスさが強いなぁと。絵画がただそこに存在するだけではなくそのものが訴えかける力が強すぎる、攻撃的、挑戦的で主張が強すぎる。ダリは自分の絵(表現)の力の大きさを自覚していてそれを用いて世界を変化させようというような強い野望と方向性を持ってたんじゃないかと感じました。好きずきあると思うけど私はやっぱりちょっと…な感じ。

そんな中私が特に素晴らしかったと感じたのはドン・キホーテの挿絵シリーズ。力強い筆のタッチ、しぶきを利用した表現は現代のイラストレーターのよう。これがダリって言われてもまったくピンと来ない。けど好きだなぁ。

どうでもいいところだけどカンバスではなく紙や板に描いてる作品がやけに多かったなという印象。紙に描くって珍しくない?


ダリ展
7/1(金)-9/4(日) 京都市美術館
9/14(水)-12/12(月) 国立新美術館

京都市美術館