
印刷会社社長で文字学者の中西亮氏が世界中を旅して収集した書物や書簡資料"中西コレクション"の一部を展示。普段は大阪の国立民族博物館が所蔵しているものを、なんと無料
で観覧できます。話したその場限りで消えてしまう「ことば」を目に見える形にして残すための手段として開発された「文字」、その源流から世界中へと枝分かれして行った文字の進化の流れを追ってゆくような構成。
世界にはまだまだ知らない文字がたくさんあるんだと教えてくれます。
そして文字には意味と音の二つの情報が必要で(※意味はもちろんのこと、常用している話し言葉、つまり音とリンクしないと実用に耐えないから)、それらをどのようにして収容しているかというのが、その文字が使用されている地域によって独特の工夫があるというのが新たな発見です。文字学って面白い。もちろん歴史や文化とは切っても切り離せない。
(広告より)小難しいことを抜きにするならば、アルファベットでも漢字でもない言語の文字はきれいな模様のよう。音楽をやってない人には音符や楽譜がおしゃれな模様に見えるのと同じ。ペルシア地方の文字などはとても優雅だし、インド地方では棒にハーブでも干してるかのような、香りのしてきそうな文字。やたらと丸っこい文字が並んでいる言語は、紙として使用している植物の葉に文字を書きつける際に横線を引こうとすると繊維が裂けてしまうから曲線を描くようになったとか、文字の進化の理由もおもしろいです。
たったワンルームでの展示ですがとても幅広く世界中の文字を目にすることができます。文字だけでなく、その素材(粘土、皮、葉、竹など)にも注目してみてください。
文字の博覧会-旅して集めた"みんぱく"中西コレクション展
3/4(金)-5/17(火) LIXILギャラリー大阪
入場無料。4/29(祝)には講演会もあります。
LIXILギャラリー大阪
グランフロント大阪 南館タワーA12階。
オフィスタワーのワンルームです。行き方ちょっとややこしいのでホームページを見て行ってください。