中国語でドラマを見る-呂不韋伝奇 #9 | あさひのブログ
「乱世英雄呂不韋(全29話)」のあらすじ。
ざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

* * * * *

[第二十五集:鏟除異己 善有悪報]
国尉・王翦が長安君の軍営に到着。華戒は刺殺され、長安君は謀反を唆されたと王翦に命乞いを始める。それを聞いた蔡澤は愚鈍な長安君に絶望し自害。樊於期(ハン・オキ)は自力で包囲網を脱し逃げ去った。
長安君は都へ押送された。王翦は呂不韋に、彼は本当に華戒らの傀儡だったようで命は助けてやってほしいと頼む。そこで呂不韋は国王・嬴政(エイ・セイ)に長安君は血を分けた兄弟なのだからと説得するが、政はいつものように「丞相に任せる」とは答えず、すぐに長安君を斬首するよう命じた。呂不韋は政から何か敵意のようなものを感じ取るのだった。

田舎の離宮で暮らす趙姫と嫪毐(ロウ・アイ)の間にはすでに二人の子供ができていた。ロウ・アイはすっかり王様気分で、いつかエイ政も呂不韋も追い出して自分が秦王になるんだと大言を吐く始末。日々賭博に高じ、気に入らないことがあると趙姫に暴力を振るった。

エイ政は李斯と碁を打ち初めて勝利する。李斯は手を抜いたのではなく本当に強くなったと褒める。エイ政は李斯に、呂不韋がこの国の実権者であり宮廷内も彼の顔色を窺う者ばかりで信用できないと吐露する。そして彼に、呂不韋の周辺の動きに怪しいことがあれば教えてほしいと言うのだった…。

呂不韋宅に突然華明がやってきた。彼女の兄は死に妹は気がふれて冷宮に押し込めらている。そして唯一残された彼女は明日都を離れるという。二人で酒を酌み交わし懐かしい昔話に講じ、そして彼女はその夜泊まって行った。
呂不韋は夢を見た。靄のかかった後宮で三人の懐かしい女たちが姿を現わしたかと思うと消える…突然頭上からおびただしい量の血が降って来た。女たちが呂不韋を取り囲み笑っている…。
うなされ目が覚めると、まだ夢の続きであるかのように手が血に染まっている。隣を見ると華明が首を掻き切って死んでいた!騒ぎを聞いて李斯がやってきた。李斯は呂不韋が華明を殺したと思い、今まで尊敬し仕えてきたが失望したと言って去って行った。

「呂氏春秋」がようやく完成し、呂不韋はエイ政に報告しその一部を献上する。だがエイ政は、様々な思想を集めた書物は読者の混乱を招くばかりで何の役に立つのかと一瞥すらしなかった。自身が心血を注いで編纂した「呂氏春秋」をけなされ、呂不韋は悔しさのあまりその一部を炉にくべようとするのだった…。

[第二十六集:宏篇巨制 呂氏春秋]
呂不韋は、ロウ・アイが医師と結託して宮刑を免れており離宮で豪遊しているという噂を聞きつける。すぐに医師を捕え、「呂氏春秋」に嘘を記したという罪で斬首する。この医師が記した竹簡を全て廃し、完成した「呂氏春秋」を前に呂不韋と彼の門客はこの八年の苦労を互いにねぎらい祝う。
呂不韋は「呂氏春秋」を広くそして後世に伝えるために、木板にその内容を写して城門に並べ、誰もが読めるようにした。そしてもしこの内容に誤りを見つけたり書き加えるべき内容があるという者がいれば、一字につき千金を与えようと告示する。人々は内容の是非よりも実質最高権力者である呂不韋に意見することを恐れ、指摘する者は誰も現れなかった。

噂に名高い斉の名士・範挙が、人々が止めるのも聞かず「呂氏春秋」の内容に意見したいといってやって来た。呂不韋はさっそく黄金を準備して彼を迎える。
範挙は雑多な思想が集められた「呂氏春秋」には一貫性がなく矛盾が生じると説くが、呂不韋は「呂氏春秋」は世界中の料理をあつめた豪華ディナーのようなものだと応える。様々な料理が並ぶなか甘いものもあれば辛いものもあろう。目的は一貫した思想を広めることではなく、世界に様々な思想があることを知識として知らしめることにあるのだと。感服した範挙は翌日城門に立ち「呂氏春秋」がいかに優れた書であるかを人々に説きはじめた。

エイ政は呂不韋が「呂氏春秋」を見せびらかして己の権力を誇示しているととらえ、すこぶる機嫌が悪い。翌日の朝議にて、エイ政は趙姫からロウ・アイを侯爵に封じるよう願い出る手紙が来たことを明かす。朝臣らは卑しい宦官ごときが侯爵になるとは有り得ないと猛反対し、呂不韋も反対する。だがエイ政は、この国を動かすには自分だと言明し、ロウ・アイを長信侯に封じた。
趙高と李斯は反対こそしなかったが、エイ政が一宦官のロウ・アイを侯爵に封じたことが理解できない。趙高などは四代に渡って秦王に仕えているのに何の報奨も貰った事がないのにと愚痴をこぼす。エイ政は言う、呂不韋の権力は大きくなりすぎた、ここで野心むき出しに上って来るロウ・アイをぶつければ互いに弱って来るだろう、と…。

[第二十七集:功高蓋主 衆叛親離]
エイ政の成人の儀のために趙姫とロウ・アイが都に戻って来る。長信侯になり得意絶頂で大勢の門客を率いるロウ・アイはこれみよがしに呂不韋宅の前を歩き、自分がいずれ呂不韋を超える権力を手にし「呂氏春秋」をも超える「ロウ氏大典」を作るんだと大声で笑い、それを聞いた呂不韋は憤慨する。

成人の儀で秦国の象徴でもある国剣を呂不韋から受け取ったエイ政は、これより自らが全ての政治を取り仕切ると宣言し、呂不韋は元の丞相の位に戻すとわざわざ明言、さらに李斯や王翦、趙高などを昇格させ褒賞を与えたのに対し呂不韋には何の褒賞もなかった。

ある日ロウ・アイはいつものように門客らと賭博に興じていたが、負けをごまかそうとしたため客と喧嘩になる。だが気が大きくなっているロウ・アイは客を殴りつけ、「俺は秦王の義理の父だぞ」と脅し、手下らにその客を散々いためつけさせた。

この所体調が思わしくなく寝込んでばかりの呂不韋の元に李斯がやってきて、王が祭事のために趙姫らが住む離宮のある雍城(ヨウジョウ)を訪ねると告げる。それを聞いた呂不韋は王の命が危ないと猛反対し李斯は怪訝な顔をする。そこへ傷と痣だらけ男が駆けこんで来た。ロウ・アイの門客だったという彼は呂不韋にロウ・アイの悪事を全てばらす。ヨウ城に大勢の食客を集め民から搾取している事、実は宮刑を免れ、趙姫との間に二人も子がいる事、いつか王に代わって自分が国を支配すると吹いている事…。

李斯からロウ・アイがヨウ城に食客を集め王のようにふるまっていると聞いたエイ政だが、それは彼の予測通りの事であった。李斯や王翦はヨウ城の祭事は中止した方がいいのではと訊くが、エイ政はむしろこの機にロウ・アイの悪事を暴いて斬首するのだと言う。それを聞いた王翦はかつて呂不韋が長安君らを弑した策と同じだなとこぼす。その言葉にエイ政は呂不韋が本当に自分のためを思って働いてくれたのかと、彼につらく当たった事を少し後悔するが、李斯からロウ・アイが宮刑を逃れ母后と私通し二人も子供がいると聞いて憤慨する。

エイ政がヨウ城へ行けばロウ・アイは必ずやエイ政を襲うだろう…我が子の危機にいてもたってもいられない呂不韋は、王の出発の日にその行く手を遮り跪いて中止を懇願するが、エイ政は彼を無視して歩みをすすめた。

ヨウ城へ到着した王をロウ・アイは丁重に迎え入れる。その夜、王の居室の灯が消えたのを見計らって、ロウ・アイと彼の門客らが剣を手に忍び寄る…。



[A] 呂不韋(文信候)
秦丞相。
[B] 嬴政(エイ・セイ)
秦国王。実は呂不韋の子だが本人はそれを知らない。政治を全て呂不韋が取り仕切っていることに不満を持ち始めている。
[C] 趙姫
秦国王太后。元は呂不韋の愛人。ロウ・アイとの間に子供ができたことを隠すために離宮で暮らしている。
[D] 嫪毐(ロウ・アイ)
無頼漢。罪を犯して宮刑を言い渡されるが秘密裏に逃れ、趙姫付きの宦官として離宮で暮らしている。
[E] 趙高
秦王の側仕えの宦官。
[F] 李斯
少傅。政の家庭教師で信頼篤い。
[G] 王翦
国尉。呂不韋が信頼する武人。
[H] 華明
華戒の妹。その昔呂不韋が秦王室に取り入るために関係をもったことがある。

*  *  *  *  *

やさ男ジァ・イーピン演じる李斯に陰険な面が見えてきて楽しい。そんな芝居もできちゃうんだこのイケメンめ。この李斯と趙高のその後の仁義なき戦い(ex.大秦直道)も見てみたいなw


→インデックス