父が突然入院したのが、去年の3月末でした。
もともと腰痛持ちだったんですが、
腰が痛くて、一人でトイレにも行けなくなって、
入院させてほしいと。。。



病院で検査したら、ただの腰痛ではなく、
ガンだということがわかりました。
肺のガンが転移して、腰椎の一部が溶けてしまっていたのです。
そんなになるまで相当痛かったはずなのに、
よく我慢出来てたなぁ~と、驚きました。



肺がんステージ4、余命半年~1年と診断されました。
実際には、それから4ヶ月でなくなりました。
去年の今日。私の誕生日の次の日に。。。



父は、とても怖い人で、小さい頃、母も私もよく殴られて、
家族はみんな父に怯えて、暮らしていました。
私と弟が自立するのを待って、母は父と離婚しました。



父は一人暮らしをしていて、
私も近くに息子と住んでいたけど、
盆と正月に、仕方なく会うくらいで、
出来ればかかわりたくないと、ずっと父を避けていました。



将来、介護とかになったら、
あんな怖い性格の父の面倒を見られる自信がない。
ずっと、そのことが心配だったので、
末期ガンとわかった時、正直ホッとしたんです。



このまま退院せずに、亡くなれば介護しなくてすむと。。。
もちろん父親だから、完全に見捨てることは出来ないんだけど、
父のことは、多分一生、心の底では許せない。
殴られてきたこと、恨む気持ちは消えない。



なのに、父の死期が近づいてるのを知って、
ホッとしてる反面、涙がボロボロこぼれる自分に、驚きました。
私、悲しいのかな。。。?



そんな複雑な気持ちのまま、父の面倒を見られるのは
私と弟だけで、弟は仕事で遠方に長期出張中だったので、
最初は仕方なく病院通いをして、
父のお世話をしていました。



でも、途中から、その病院での父との時間が
私と父とのかけがえのない親子の時間になっていったのです。
はじめて、親子らしく優しい気持ちで触れ合う時間が持てたんです。



去年の私の誕生日夜中に病院から呼び出され、
一晩中付き添って、次の日の昼過ぎに、父は息をひきとりました。



意識が朦朧として、会話出来ない父の手を握りながら、
「もう一度、お願いだから、もう一度だけ、強く握り返してくれん?」と
言ったけど、それは叶わなかった。



でも最後に、「お父さん、私だよ。わかる?わかる?」と叫んだら、
かすれた小さな声、「わかる」と言ってくれたんです。
その時のことが忘れられません。



今朝、父の夢を見ました。
背中だけだったけど、私は父の後ろをついて歩いていました。
目が覚めた時、愛しさと切なさで胸がいっぱいになったけど、
とてもあたたかい気持ちになりました。



本当は生きている時に、もっと優しくしてあげられたら、
親孝行してあげられたら良かったのかもしれないけど、
最後にちゃんと親子になれて、
お互い本当に幸せだったと思うので、



私と父は、これで良かったんだと思います。
お父さん、ありがとう。



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