病床の母との話しはそこそこに、主治医の先生と。
なんせ、うちの母、僕が覚えある限り、薄いと先生仰られたが、禿げてきてて、カツラ被って外出してた。
で、その一人息子の僕は僕で思春期の時にはもう、かっぱげと呼ばれる様な頭髪具合。
で、30歳までの調べで、女性ホルモン注射があるの知ってたから(胸が出るらしい)、その女性ホルモン注射を母にやってもらえないか頼んで見た。
「難しい」と仰った主治医(内科専門)。死ぬ時になって棺桶の中で、あの様相よりと言うと、気持ちはわかりますけどね、と。棺桶のなかでは、帽子被せたらと言われた。
医学的に何がとは、言わなかった。なんせ、唐突なので、次来る、一ヶ月後まで考えて見たら?と俺は言った。「うーん」と。
ここ皮膚科ないですよね?というとありますと、では、皮膚科の先生に話しといてもらえますか?と聞くと「それでも、多分よい返事はないだろう」と。
命に関わる様なことでないととも言ってた。
それでも、一応皮膚科の先生に言ってくれるらしい。