1年ぶりに記載。
退職決意を気に復活(継続させたい)。
現在の部署を立ち上げて半年。
集まったメンバーは
自分の業務にプライドやこだわりを強く持つメンバー
何も分からないけどとにかく気合いはあるメンバー
子供みたいにぎゃーぎゃー喚き散らすメンバー
自己認知が下手で勝手に落ち込むメンバー
こうなのだ!と自己主張が強く意見を曲げないメンバー
つまり
自己主張強めな好き勝手なゴリラ専門動物園。
そんな特殊な動物園の園長に就任した私。
前途多難な状態に一抹の不安を抱えながら「部活の様な組織を創る」と心に決め、組織運営開始。
そんな組織にしたい思いが芽生えた経緯は組織運営をする中で
受動的、やらされてる感
仕事は生きる為にしょうがなくやる事
などの声を耳にしていて、とても違和感を感じた事が始まり。
学生時に打ち込んだ部活やサークルなど、寝る暇を惜しんだり身体を酷使して目標に一直線に向かっていたのに、なぜ大人になったらなぜ社会人になったら、いつから感覚がずれてしまうのだろうか。
仕事も部活の様な同じ目的を持ったアツい仲間と泣き笑い、切磋琢磨しながら仕事をしたい!そんな組織を作ればどんなに辛くても楽しいに違いない!
と意気込み「部活の様な組織を創る」と決意。
意気揚々と始めた組織運営は簡単にうまくは行きません。
主張の強いゴリラたちはまず自分の正義を振りかざし合う日々。
個が強くゴリラからより、弱肉強食感が増し虎と化す。
Q1の3ヶ月は
まさに一触即発。
というより触発。
勝ち負けを決める訳ではないが、互いの意識統一や考え方のズレなどによってバトル・ロワイアル状態。
それぞれの虎はそれぞれの虎への苛立ちを園長にぶつけにやってくる日々。
私はなだめても意味がない、ただ互いの仕事論の正論をぶつけ合っているだけ判断し
それぞれの虎に「他人は絶望的に違う」事を認知させた後に
1)相手に寄り添うこと
2)変えられない相手を変えようではなく自分が変わる努力をすること
の2点を強烈フィードバックで追い返し。
時間経過とともに互いの虎は人への変わっていきます。
相手を受け入れる気持ちを持ち、理解を示そうと努力をする事で主張のぶつけ合いではなく、意見交換へと変わってきました。
組織創りをする為に仕掛けたコンテンツは
■部署MTGの開催
現場の課題を部署MTGの議題として上げ、全員で議論し全員で決議する事。
狙いは
1)互いの好き勝手を許さない為に議論は全員の場で行う
2)各セクションの言い分(個別最適)だけでなく部署全体としての判断(全体最適)を行う
3)後出しじゃんけんを避ける為に全員の合意で物事を進める
4)それにより自主性の醸成する
以上4点。
・飲み会の持ち回り制度
毎月部署飲み会を開催。飲み会のセッティングから当日のコンテンツ企画・提供・ファシリテーションまで全て部署全員で持ち回りにする制度。
実施目的は
1)自ら先頭に立って動かす事で開催側と参加側両方の意見を理解すること
2)忙殺の日々の中で立ち返って自分自身を承認すること
3)忙殺の日々の中で立ち返って周りから自分を承認してもらうこと
4)一体感の醸成
以上4点。
これがハマった。
本日Q2および上期の両方を兼ねた部署飲み会を実施。
本日のコンテンツはQ2を定量面、定性面両面から振り返り。
3時間という時間の中、終始業務の話。
また男性は仕事の話をしがちだが、当部署の8割は女子社員。
振り返りで過半数が涙を見せながら振り返りを行い
今我々は何がうまくいっていて何がうまくいってないか
どんな成長があり、どんな課題が残されているか
誰に感謝し仕事に対してどう向き合うべきか
捨てていいものと絶対に捨ててはいけないものはなにか
一部私へのディス(激しい愛のあるフィードバック…)
など組織論に対して全員参加の3時間。
今月退職するメンバーは
この部署が大好きだ
みんなが大好きだ
この部署でほんとに成長出来た
3日間旅行から帰ってきて翌日仕事に行きたいと人生で初めて思えた
と涙ぐみながらメッセージを伝える場面も。
半年前動物園から始まった当部署は「部活の様な組織」に確実に着実に成長を重ねている。
徹底したマネジメントを続けてきた甲斐もあるが、何よりよく食らいついてくれている。
そして彼女たち個人の成長が今を支え、当部署を確実に強固な部署に導いてくれている。
一方、素晴らしい状態の今だからこその懸念もある。
自分たちが作り上げてきた部署の自負と責任を全員が感じているからこそ
話す事が気持ちよく、心地良い場所になりつつある。
基本的に心地良い場所になった瞬間に成長は鈍化すると考えている為、業務としても組織として次なる課題を準備し、スクラップアンドビルドを再度行う必要がある。
辛い局面となるが、この繰り返しこそが強い組織、そして「部活の様な組織」を創り上げる。
残された期間はあと半年。
彼女たちが完全に自立出来る様になる為に何が出来るか。
次の一手を考える。