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厚生労働省は10月7日、医療用医薬品として使用されている有効成分のうち、一般用医薬品として利用が可能と考えられる成分(スイッチOTC)として日本薬学会がまとめた候補成分に対する関係医学会3団体(日本動脈硬化学会、日本大腸肛門病学会、日本老年医学会)の意見を公表した。日本老年医学会は高齢者に若年成人と比べて薬物有害事象の発生が多いことなどを理由に、セルフメディケーションの推進に反対の意思を表明。日本動脈硬化学会は高脂血症治療薬コレスチミド(製品名は田辺三菱製薬のコレバイン)、日本大腸肛門病学会は過敏性結腸症治療薬メペンゾラート臭化物(アステラス製薬のトランコロンなど)、ポリカルボフィルカルシウム(同社のコロネルなど)の2成分のスイッチ化に反対している。
日本薬学会が今年度、医療用医薬品10成分のスイッチ化を提案。厚労省はこれについての意見を関係医学会に求めており、8月15日に関係医学会12団体の意見を公表。今回、その後に関係医学会から提出された意見を公表した。
日本老年医学会は、薬物動態の加齢変化や併用薬剤の影響などから、若年成人に比べて高齢者に薬物有害事象の発生が多いため、「合併症と併用薬に配慮し、効果と安全性に留意しながら、常に少量・少数の薬剤で治療に当たることが高齢者薬物療法の原則」と指摘。さらに、多剤併用や難聴・視力低下などのコミュニケーション障害、認知機能障害により、自身の病状や併用薬を把握していないケースが多いなどとした上で、「少しでも有害事象の危険性のある薬剤は医師の管理のもとに処方されるべき」として、候補10成分のうち8成分のスイッチ化に反対した。
また、日本動脈硬化学会はコレスチミドのスイッチ化について、「一般用医薬品に転用することは効用、安全性の面から派生する問題が多い」と指摘。同薬は禁忌項目が多く、多剤併用における薬物相互作用を起こしやすいとした上で、「服用者の病態や臨床検査値の把握が容易にできる医師管理のもとで処方されることが現体制下においては妥当」としている。
また、日本大腸肛門病学会はメペンゾラート臭化物、ポリカルボフィルカルシウムのスイッチ化の反対理由として、「本来過敏性結腸症の診断は特に一般消化器医師にとって診断、治療に難渋している疾患であり、ほかの疾患を鑑別した上で最終的に診断され、さらに種々の病型ごとに薬剤の選択、用量が吟味された上で投与されるべき」としている。
日本薬学会が今年度、医療用医薬品10成分のスイッチ化を提案。厚労省はこれについての意見を関係医学会に求めており、8月15日に関係医学会12団体の意見を公表。今回、その後に関係医学会から提出された意見を公表した。
日本老年医学会は、薬物動態の加齢変化や併用薬剤の影響などから、若年成人に比べて高齢者に薬物有害事象の発生が多いため、「合併症と併用薬に配慮し、効果と安全性に留意しながら、常に少量・少数の薬剤で治療に当たることが高齢者薬物療法の原則」と指摘。さらに、多剤併用や難聴・視力低下などのコミュニケーション障害、認知機能障害により、自身の病状や併用薬を把握していないケースが多いなどとした上で、「少しでも有害事象の危険性のある薬剤は医師の管理のもとに処方されるべき」として、候補10成分のうち8成分のスイッチ化に反対した。
また、日本動脈硬化学会はコレスチミドのスイッチ化について、「一般用医薬品に転用することは効用、安全性の面から派生する問題が多い」と指摘。同薬は禁忌項目が多く、多剤併用における薬物相互作用を起こしやすいとした上で、「服用者の病態や臨床検査値の把握が容易にできる医師管理のもとで処方されることが現体制下においては妥当」としている。
また、日本大腸肛門病学会はメペンゾラート臭化物、ポリカルボフィルカルシウムのスイッチ化の反対理由として、「本来過敏性結腸症の診断は特に一般消化器医師にとって診断、治療に難渋している疾患であり、ほかの疾患を鑑別した上で最終的に診断され、さらに種々の病型ごとに薬剤の選択、用量が吟味された上で投与されるべき」としている。
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