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 国立がん研究センター(東京都中央区)は4日、がん治療に使う放射性物質を密封した医療機器「ルテニウム106治療用線源」を紛失し、誤って廃棄した可能性があると発表した。

 すでに焼却された可能性が高いが、仮に近くにあった場合でも、放射線量が少ないため健康被害は起きないという。

 同センターによると、紛失した機器は直径15ミリ、厚さ1ミリのレンズ状で、ルテニウム106を銀で密封したもの。体内に一定時間埋め込み、放射線でがんを治療する。

 9月30日に患者から摘出後、本来は洗浄して保管すべきところを、誤って廃棄したと見られる。同センターは紛失が発覚した10月3日、放射線障害防止法に基づき、文部科学省に報告した。

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