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近視矯正のレーシック手術の際、衛生管理を怠って患者に感染症を発症させたとして業務上過失傷害罪に問われた銀座眼科(東京都中央区、閉鎖)の元院長、溝口朝雄(ともお)被告(49)に、東京地裁は28日、禁錮2年(求刑・禁錮3年)の判決を言い渡した。近藤宏子裁判官は「医療器具の滅菌など基本的な注意義務を怠った過失は大きく、被害者は人生を狂わされた」と述べた。
判決によると、溝口被告は08年9月~09年1月、患者7人への手術で感染症を引き起こし、7人には不正乱視など後遺症が出た。溝口被告は多額の負債を抱え、器具の丁寧な洗浄を省いて手術数を増やそうとした事情があったとも指摘した。
◇
東京都内の30代女性会社員は「被害者参加制度」に基づき、法廷で溝口被告に直接質問し、意見陳述で裁判官に被害を訴えた。
銀座眼科でレーシック手術を受けたのは09年1月。Tシャツ姿の男性が助手をしており「衛生的に大丈夫か」と不安がよぎった。
数日後、左まぶたに異物感を覚えた。角膜が白く濁り痛みも出始め、左目の視界がすべて曇っていた。診察に誠意が感じられず、やむなく大学病院で治療を受けたが、不正乱視や角膜混濁などの後遺症が残った。光がまぶしく、室内でサングラスが必要なこともある。仕事は服飾関係で縫製やデザインなど細かい作業も多い。「効率が落ちた」と感じる。
女性は「被告の行為は実質的に故意だった」と思う。厚生労働省に医師免許取り消しを求めており、「謝罪の気持ちがあるなら、被告は免許を返上してほしい」と訴える。【野口由紀、和田武士】
判決によると、溝口被告は08年9月~09年1月、患者7人への手術で感染症を引き起こし、7人には不正乱視など後遺症が出た。溝口被告は多額の負債を抱え、器具の丁寧な洗浄を省いて手術数を増やそうとした事情があったとも指摘した。
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東京都内の30代女性会社員は「被害者参加制度」に基づき、法廷で溝口被告に直接質問し、意見陳述で裁判官に被害を訴えた。
銀座眼科でレーシック手術を受けたのは09年1月。Tシャツ姿の男性が助手をしており「衛生的に大丈夫か」と不安がよぎった。
数日後、左まぶたに異物感を覚えた。角膜が白く濁り痛みも出始め、左目の視界がすべて曇っていた。診察に誠意が感じられず、やむなく大学病院で治療を受けたが、不正乱視や角膜混濁などの後遺症が残った。光がまぶしく、室内でサングラスが必要なこともある。仕事は服飾関係で縫製やデザインなど細かい作業も多い。「効率が落ちた」と感じる。
女性は「被告の行為は実質的に故意だった」と思う。厚生労働省に医師免許取り消しを求めており、「謝罪の気持ちがあるなら、被告は免許を返上してほしい」と訴える。【野口由紀、和田武士】
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