この1週間、

バスタイムのときに

手を合わせて

忙しなく何かを考えようとする

頭の動きをストップさせています。

 

もっと良くなるために

どんなことをしたらいいだろう、

などなど。

 

私の頭は常に、

何かをぐるぐる考えているんです。

 

私はこの忙しない状態は

心地良いとは感じない。

 

そもそも

「もっと良くなるために」

は、現状が良くない、

だから何かしなければ、

という焦りや不安から来ているから。

 

そんな焦りや不安の状態のまま

あれこれ考えても

さらに焦りや不安が増すだけ。

 

だから、その焦りや不安にストップをかけることが

私には必要だと思っていました。

 

そしてその方法のひとつは、

とってもシンプルなことだった。

と、つい1週間前に気づきました。

 

それは湯船に浸かっているときに手を合わせること。

 

神社やお寺に行くと手を合わせますよね。

手を合わせている間は、

神様に通じるように、と

「今」に集中していませんか。

 

そんな状態を日常、普通に行っていることに

取り入れたらいいというお話を聞いたのです。

 

早速やってみたら、

手を合わせた途端、

忙しなく何か考えを巡らせていた頭の動きが

ピタッと止まり、

頭の中に静寂が戻りました。

 

その静寂の中で呼吸をゆっくりすると

風通しの悪かった部屋の空気が入れ替わるのと同じように

体の空気通しが良くなり、

心と体がさわやかになっていくのを感じました。

 

お湯に浸かっていられることや

呼吸していること

普通だと思っていることをしっかり感じることで

気分が良くなっていきました。

 

ヨガなどで体を動かすこと、

不安を書き出すなど

不安と焦りにさよならする方法は

いくらでもあると思いますが、

新たな習慣を身につけるのではなく、

すでに普通に行っている習慣を

リフレッシュの時間とすれば

新たな知識も不要だし、

改めて時間を取る必要もありません。

 

日々普通に行っていることに

改めて丁寧に集中すると

それだけで心が満たされるなあ

と感じます。

 

充分モノや人、機会に恵まれているのに

なんだか味気ない毎日。

そんな人こそ、

生活の中で普通に行っていることを

改めて感じてみると

豊かさを感じる瞬間が増えていくかもしれませんね。