参院選・都知事選が終わった。

ある程度想定内の結果で終わったといえる。


さて、合区について解消してほしいという意見が出ている。

個人としては全く逆だ。

1票の格差是正の為なら合区推進すべき。どうしても解消なら議席増で都市部に大幅議席増で。という考えである。


まず1票の格差は認めない前提で都道府県の有権者をドント式で割ると議席が割り当てられない県が複数出てくる。

まずは合区推進の考えで各県を合区していく。基本は100万人に満たない県を合区していく。

但し、山梨はどこと足しても微妙と考え、東京と合区とした。

合区としたのは以下のとおり。

山形+秋田

東京+山梨

富山+石川+福井

奈良+和歌山

鳥取+島根

四国(香川・徳島・高知・愛媛)

長崎+佐賀

大分+宮崎

上記の合区を行った上で全区が1議席を得るまでドント方式を行う。


・東京+山梨 11議席

・神奈川     7議席

・大阪       6議席

・埼玉、愛知   5議席

・北海道、千葉、兵庫 4議席

・四国、福岡  3議席

・茨城、富山+石川+福井、静岡、広島 2議席

・他 1議席


これで82議席(参院なので164議席)現行より18議席増となるがかなり格差は解消される。

1票の格差は京都÷(鳥取+島根)=1.9927倍 何とか2倍は切ったが形だ。


次にまず全都道府県に1議席振った上で、残りをドント式で振り分ける。

現行の73議席(146議席)だと以下の通り


・東京       6議席

・神奈川、大阪 4議席

・北海道、埼玉、千葉、愛知、兵庫 3議席

・茨城、静岡、京都、広島、福岡 2議席

・他 1議席


1票の格差は(福岡÷2)÷鳥取=4.3647倍 1票の格差は激しい


1番目と合わせる形で82議席(164議席)とすると


・東京 7議席

・神奈川、大阪 5議席

・埼玉、愛知 4議席

・北海道、千葉、兵庫、福岡 3議席

・宮城、茨城、新潟、長野、静岡、京都、広島 2議席

・他 1議席


1票の格差は(千葉÷3)÷鳥取=3.5831倍 1票の格差はまだ大きい


現在の参院選での格差は3。08倍


あとは完全ドント式で全県に議席が出るようにした場合は

198議席(396議席)

東京23議席を筆頭に始まる形。

都市部に住む有権者としては構わない。


やはり参議院は全国区+比例区でいいのではないだろうか

全国区では議員の名前のみで61議席(122議席)

比例区では政党名で。60議席(120議席)

全国区で候補者個人が獲得した票数は政党票ではカウントしない。

但し、全国区で51位以下であった候補者の票数は、比例区と並立で政党から立候補した候補者である場合、その票数を政党内順位に反映することは認める。(政党内で順位を予め決めておく事も可能)


正直、1票の格差と、地方と都市との格差を埋めるには全国区復活が現実的なのかもしれない。