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どこかの誰かのブログ

どこかの誰かのブログです

転載、引用、ご遠慮願います。<(_ _)>

朝、アーセナルvsマンUを録画で観戦。1-2で敗戦。
やっぱり勝てなくて朝から傷心で、とある待ち合わせにも5分ぐらい遅れてしまって、申し訳ない。

でも、何故か今日の僕は、
自分の気持ちはそれとして積極的に肯定して、
その気持ちを持ってしまったことによる痛みには耐えて、
強く生きていこうと思えていた。

明日も、そんな強い気持ちを維持できていると良いのだけど、
山の天気みたいにころころ変わってしまうんだよな。

まぁ、人間なんてそんなものか。
忙しいと、確かに、心にわだかまっていることを少し忘れることができますね。

でも、完全に忘れられるわけではないし、忙しさが終わったあとには、また元にもどってしまうのは残念なことである。

昨日の日記で、失恋、という単語を使ったら、復縁アドバイザーの方4名から4ペタいただいた。
ありがたいことである。

しかしながら、わたくしの場合、復縁しようにも、もともと復縁するような関係がないので、復縁したくてもできません。

 復縁する方法よりも、人を好きにならない方法とか、人から好きになられない方法があれば、片思いに苦しむ人々にとっては、もの凄い福音ではないのかと愚考するところである。

『恋ごころの科学』(松井豊、サイエンス社)

 サイエンス社の、セレクション社会心理学シリーズの12にあたる真面目な心理学の本です。

 この本を読もうと思ったのは、『心理学の「現在」が」わかるブックガイド』(服部環監修、実務教育出版)に取り上げられていたのを読んだからだ。そこでは恋愛研究の重要性について、

「人間の人生の中で恋愛の占める割合はものすごく大きい。たとえば、高校生や大学生同士の会話はその多くが恋愛についてのものだし、驚いたことに高齢者でもこれは同様だという。さらには、恋愛で人は死ぬこともある。恋愛に思い悩んでの自殺もあるし、だいたい、殺人事件のかなり多くの部分が恋愛関係のもつれに端を発している。……」

と説明されている。ことほど左様に恋愛というのは人の人生の中で大きな意味を持ってしまうものなのである。

 『恋心の科学』は、1.魅力ある人柄、からはじまって、2.美人は得をするか、3.美人が得をしない場合、4.恋する気持ち、5.恋のかたち、6.恋のやりとり、7.恋の深まり、8.恋を失って、9.恋愛の心理学、と対人魅力の問題から、恋をめぐる様々な問題について(統計学について疎いので、いまいち自分には理解できないのだが)、いろんなデータをもとに、これまでの研究成果を紹介している。

 最初に書いたように、本書は真面目な研究所だが、その語り口は、とても味わいがある。

 例えば、「8.恋をうしなって」の章で、

……「夢の中によくその人が現れた」も一割ありました。
と紹介した後、「目覚めた枕には涙の跡がついていたことでしょう。」

と書いたり、

 失恋などの対象喪失にあったあと、悲しみを味わい苦しみ抜きながら、徐々に喪失の事実を受け止め、さまざまな感情を受け入れる心の過程、「喪の仕事(モーニングワーク)」について、多くの臨床家がその重要性を強調していることを述べたあと、

「でも正直にいえば、心から愛した人に振られる悲しみは、あまりに苦しすぎて、何回も体験したいものではありませんよね。」と書いたり。

 青年の恋愛についてしか述べられておらず、私のような、後期中年とか、高齢者の恋愛については書かれていないのは、残念である。

 エモーショナルになっているのは、年末・年始に「星の王子さま」を読んだことも関係しているのかもしれない。
 僕はこの歳になるまで、「星の王子さま」を読んだことがなかった。たまたま読んだこの本は、とても心に染みた。まぁ、心に染みる心理状態だったということなのだけれど。

 愛と別れ、生と死、記憶と忘却、すなわち、人生についての、とても美しくて悲しい物語。

 そして、こういう本を読むと、自分が悲しいまでに中途半端な「大人」になってしまっていることを、そしてそれを当然のことだと居直ることもできずに、傷つき、とまどうしかない自分がいることを、感じざるを得ないのだった。


 脈絡無く、珠玉の言葉を少しだけ書き留めておきたい。


新しい友だちのことを話しても、おとなは、いちばんたいせつなことはなにも聞かない。

ねえ……悲しくてたまらないときは、夕陽が見たくなるよね……

おとなみたいな言い方だ!

きみはごちゃ混ぜにしてる……大事なこともそうでないことも、いっしょくたにしてる!

でもそんなのは人間じゃない。キノコだ。

もしも誰かが、何百万も何百万もある星のうち、たったひとつに咲いている花を愛していたら、その人は星空を見つめるだけで幸せになれる。

ことばじゃなくて、してくれたことで、あの花を見るべきだった。

完ぺきな世界って、やっぱりないんだな

ぼくは横目でちらっときみを見るだけだし、きみもなにも言わない。ことばは誤解のもとだから。
でも、日ごとにきみは、少しずつ近くにすわるようにして……

ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目にみえない

星々が美しいのは、ここからは見えない花が、どこかで一輪咲いているからだね……

家や、星や、砂漠を美しくしているものは、目には見えないね!

今では少し、悲しみはやわらいだ。つまり……消えたわけではないということだ。

でもそれがどんなに大事なことか、おとなには、ぜんぜんわからないだろう!

これは僕にとって、この世でいちばん美しく、いちばん悲しい風景だ。

(「星の王子さま」 サン=テグジュペリ、河野万里子 訳より)