絹の物入れ | 秩父・染めもののある暮らし~染め人散歩~

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秩父の山里に住み染めものをしています。
工芸としての型絵染めが基本ですが、自然に恵まれた環境から日常のように草木染めも楽しみ、作品にもしています。
染色作家歴30年越え。。。秩父市社会教育団体「染色に親しむ会」代表•埼玉県美術家協会会員 

着物に使う絹地で

物入れを制作しました


今までに

帯を染めるためにデザインした図柄を使っての作品です


それまでの帯↓



帯のままではお使いになる方が限られてしまうし
という思いで長い間考えていたので
いよいよ作りました
↓↓


大きめのスマホが入るくらいの大きさ

布は染めてあったものの
どんなデザインの物入れにするか、など
こだわりが強すぎて決定するまでに2週間ほど費やしてから
縫製は……
自分のする仕事ではないと決めてここまで来たものの
今回は自分でやる!と決心をしたので(笑)
モノになるまでにさらに1週間かかり
たどり着いたらあっという間に2ヶ月くらいがたっていました


これらを踏まえて
黒留袖の布を使って大きめのものなども2つ縫製しました
何故か染める仕事せずに縫う?!

和服をよくお召しになる方にいただいていた布だったので
その方に差し上げました
たいそう喜んでもらったので
やった甲斐がありました

他には
不要になった着物をいただいていたりするので
それらも染めたり、
デザインして縫ったりしてアレンジする手仕事を並行してやっています

リサイクルの着物に
「染める」というひと手間をかけます
そこからその布をどんなふうに生かすかを考えながら過ごしています

今日は
鍋で着物を丸染めしました

現実の生活のスピードとまったくかけ離れたペースの工房ですが
このくらいが今の自分に心地よくて
気持ちに無理がありません

母の作品展の企画も
全天候型の犬…しばちゃんの1日2回の散歩もありますし(^o^;




あっという間の日々です