「ちょっと待って!」

 

子どもはいつも元気である。夫が亡くなってからというものの子どもの送り迎え

 

今日も人を殺す為に遠隔パイロット操縦席に座る。指揮官が私のすぐ右後ろに座る。

 

「標的は2時の方向にいる。すぐに移動せよ」

「はい」

 

ひたすら指導官の命令に従って私は操作する。

 

この仕事は現場で戦う者よりPTSDになる可能性が高いという。

正直なところ怖い。しかしその分のインセンティブに比べればのいつも葛藤だ。

何100年何1000年この遠隔操作での攻撃は研究されているが、いまだに自殺する人が多い理由は解明されてない。

 

今日も私は出撃した。

 

私はコクピットを外し、翼を攻撃して、撃墜した。

撃墜した機体のコクピットが開いてたので、思わずコクピットにズームしていた。

 

パイロットは死んでいた。そしてコクピットをもう少しよく見ると

明らかにそのパイロットの妻と子どもが一緒に写っていると思われる写真が見えた。