こういう「仮想通貨」というお話というのはろくな歴史を見たことがないです。
例えば円天というトラウマがあります。
エル・アンド・ジー
なのでビットコインに対して疑わしいという記事を書く方の気持ちがよくわかります。
自分も正直まだ半信半疑です。
しかし、ビットコインなどの仮想通貨というのはインターネットや人工知能と同じくらいもしくはそれ以上に世の中を変革する可能性を秘めていると思ってます。
なぜならば、インターネットをやっていない人にも影響を与えるからです。
江戸時代は日本は鎖国してましたが、最近では鎖国と言っても微妙じゃない?みたいな感じになってきているみたいです。
その1つの理由に当時日本では銀が多く取れていましたが、その大量の銀がスウェーデンの相場に影響を与えるほどだったからです。
VALU、ブロックチェーンで岐路に立つ日本のネット業界
http://markethack.net/archives/52046775.html
VALUについてよくまとまっている記事という事ですが、一読すると「一度痛い目に遭うけど、その後はすごいよ」と解釈しました。
最初からクラウゼヴィッツでいう「摩擦」狙いなのかよと感心しました。摩擦とは計画通りに事は進まず、何かしらの予測不可能な事態が起こるという事らしいです。
幕末にしても、幕末で最も頭のよかったという島津斉彬の構想は徳川慶喜をトップに添え、外国勢力に対抗する事でした。しかし結果はご覧の通り鳥羽伏見の戦いまでは日本国民のほぼ全員が徳川慶喜を筆頭にした体制になると思ってましたが、錦の御旗が翻った瞬間徳川慶喜は「足利尊氏と一緒に名前が載るのはいやだあ!」と一目散に江戸城に逃げたのでした。
日本人は目に見えるものが得意、つまり戦術が得意なのでビットコインはあまり流行らないのではとも思ってます。
しかし、非常にインパクトが強いものであるとは思いますので、これを気に一気に広がればすごい事です。
最近は日本企業からはメルカリぐらいしか世界的に活躍可能性のある企業は輩出してないと思います。これを気に一気にJapan as no1に返り咲ければすごい話ではあります。
色々な「摩擦」が起こると思いますが、リニア式に物事を考えず、常々対処していきたいものです。
地域通貨入門―持続可能な社会を目指して
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個人的なトラウマのある地域通貨本です。