一昔前から話題になっている終末期医療についての話。

一般に、病院にとって3ヶ月患者が入院すると経営的に赤字となって、退院させざるをえなくなるらしい。
また、終末期の患者は病院にとって治る見込みがないことから、受け入れを拒む傾向にあるらしい。
そういった状況を打破しようとしているのが、タイトルの病院、金沢の城北病院です。


でも病院経営が成り立たないと、医師や看護師に給料を払えないし、提供できるサービスも悪くなるので、綺麗事ばかりいってられないのが医療の世界。

かといって医療機関は経営至上主義であっては困る。

出来ることが限られた中で、どういったサービスを提供するか、患者にとってどういった最期が幸せだろうか。
最先端の技術とか医療ではなくて、人間臭い医療も悪くないと思える内容の本でした。

医学部志望の方の志望動機にも使えそうな本なので、興味のある方はどうぞ。

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