つづきです。

同窓会の日は、出かける前にちょっと母とトラブりました。
「スカート丈が短すぎる。

ただでさえ、痩せすぎでみっともないのに」

と言われ・・・
でも、ミニというわけでもないし、太ももは隠れてるんですよ。
「ロングブーツと合わせるから大丈夫」

と言い返したりするうち、納得してもらいました。

ただ、そのブーツ、2年くらい前に買ったものだから、

サイズが全然合わなくて。
そういえば、痩せたのは大学に入ってひとり暮らしを始めてから。
実家には、サイズが合うものがほとんどないんです。
仕方がないので、母が見ていない隙に、

ブーツなしで出かけちゃいましたけどね。

同窓会は楽しかったけど、面倒なこともありました。
ビュッフェ形式のお店だったので、

食べないでも済むかなって思ってたのに、
例の小中といちばん仲のよかった友達にいろいろと勧められて。
その子いわく、
「昨日は着物だったから、ここまで痩せてるとは思わなかった。
脚とか棒だし、上半身も薄くてぺらっぺらじゃない?
もうちょっと太ったほうがいいよ」
だそうです。
だから、なるべくカロリーの低いものを選んで食べたけど、

明らかに食べすぎ。
途中で吐きに行こうかと思ったくらいです。

その子からのも含めて、

体型についての指摘もちょっとわずらわしかったかな。
「痩せたね」とか「ダイエットしたの?」とか、
何も言われないのも不安になるけど、正直、鬱陶しかったです。
なかには体重を聞いてくる子までいて、
10キロ近くサバを読んだ数字を言ったのだけど、
「うそ、ありえない。でも、たしかにそうか・・・」
その瞬間、言ったことを後悔しました。
え、私、それくらいの体重に見えてるの? って動揺してしまって。

そしたら、それを一緒に聞いていた例の友達が

そのあと言ってきたんです。
「さっき言ってた体重、あれウソでしょ。
私の知り合いにそれくらいの体重の子がいるけど、

その子よりずっと細いもん。
30キロ、ないよね」
って。
おかげでますます心配されてしまったけど、少しホッとしました。

あと、体重といえば、もうひとつ、こんなこともありました。
 

 

(※痩せ姫たちの実話を参考にしながら、

ブログ風にまとめたフィクションです)