しかも繁華街の脇。
当時、高校の頃でさえ同じ東京都民(しかも、渋谷、目黒、世田谷在住者)から「え?新宿のあの辺って人住んでるの??」と毎度のように言われた。(苦笑)
前回の「モヤモヤ ブラ散歩」では子供の頃、新宿西口の中央公園で遊んだこともを書きましたが、あともう1箇所、子供の頃遊んだのが「箱根山」。
箱根と言いつつ神奈川のあの名勝地ではない。
地下鉄「東新宿」駅近くの戸山地区にあるのです。

戸山ハイツというマンモス団地を含む戸山公園のエリア内に存在する。

戸山ハイツの中を過ぎると、箱根山の案内表示が。

その表示の方を向くと、箱根山へ続く道がある。

この道を行くと右手に何やら怪しげな建物が見える。

近づいてみると、歴史を感じさせる石垣造りの外壁。

まるで、何かのアジトのよう。
果たしてその実態は?!

「戸山教会」です。(笑)
教会を怪しい建物などと罰当たりな表記をしてしまいましたが、実はこの教会の前掲の外壁部分などテレビ「仮面ライダー」でショッカーのアジトとしてロケに使われた場所です。
この教会、箱根山、戸山公園内は、テレビのロケ、特にヒーローものの撮影で当時はよく使われていました。
「仮面ライダー」のみならず「仮面ノリダー」(「とんねるずのみなさんのおかげです」)でも使ってました。
この戸山教会の裏手に「箱根山」は存在する。
箱根山の歴史を記す案内板。


「箱根山」は古くは江戸時代、尾張徳川家の尾張戸山荘という下屋敷で回遊式庭園を造り、池などを掘った土を利用した築山として出来たのが最初。
当時は「玉円峠」と呼ばれていた。
そして明治時代になると、日本陸軍の所有地となり練兵場として使用される。
この頃に「箱根山」という呼称に変わったようだ。
その後も、軍隊敷地として利用され続け、噂ではあの悪名高い「731部隊」の人体実験を行なった場所とも言われている。
実際、戦後の宅地開発時には、死体や銃弾等が見つかった。
(そのため心霊スポットにもされている。)
さてさて、この案内板横の登頂階段を登っていく。


登頂し振り返る。

そして、箱根山頂!

すでに先客がお一人。
箱根山は標高わずか44.6mで「山手線内で一番高い山」が売り文句。
でも、あまり説得力と言うか、ありがたみは感じない気もする…。(苦笑)
そして、44.6m山頂からの眺めです。

上掲画像の左に見えるのが、先の戸山教会。
そして、画像中央部、2本の木の間には西新宿の高層ビル群が見えるだが、上掲画像では見えないですね。
アップ画像でどうぞ。

そして前々画像の右に見える案内板のアップ。

この箱根山を管理している戸山公園サービスセンターへ行くと箱根山登頂証明書を発行してくるとのこと!
また、よくみると足元に標高と方角を示す石の表示物が。

また、箱根山の登降階段は全部で3箇所。
登ってきた階段が東側の階段。
それ以外には西側にひとつ。

もうひとつは北側にある。

今でこそ、ちゃんとした階段で手すりまであるが、自分が子供の頃は丸太でを切って作った階段で手すりなど無かった。
山頂まで自転車を持っていき、この傾斜部を自転車で降りて、仮面ライダー気分で遊んだものだった。(笑)
せっかくなので登頂証明書を貰いに、戸山公園サービスセンターへ行ってみた。

明治通りを挟んでちょっと歩く場所にあった。
そしていただいた「箱根山登頂証明書」がこれ。

登頂証明書の他に、クリアファイルと戸山山荘解説パンフレットも戴いた。

クリアファイルは裏面に登頂証明書を挟めるようになっている。

下掲がかつての尾張戸山山荘の解説パンフレット。

戸山公園サービスセンターを出て目に飛び込んだ小さな並木道がなんかいい佇まいだった。
