そこで、先週末のブラ散歩に続き、本日も出かけました!
前スレッドで、俳優・中村雅俊さんの代表作『俺たちの旅』について触れました。
主人公たちが共同生活を行なうアパート「たちばな荘」が今も現存しているのです!
しかしながら、建替えが決まったと知る。
ドラマでは場所は吉祥寺の設定だったのが実際には杉並区方南にあるということで、これは私の家からも遠くはなさそうなので行くことにした。
で、場所を調べると…、え?!
な、な、なんと!!
そこは、私のランニング&ウォーキングコースにあるではないか!!!
厳密には、たちばな荘があるブロックの手前を曲がるので、前を通ってはいないのだが、確実に「たちばな荘」は私の視界に何度も入っていたのだった!!
そして、今朝もそのコースを走ってきたばかり。(笑)
神田川沿いにあるのですが、いつもは神田川に住み着いた「かも」たちを見ながら走っていた。

いやいや、驚いた。
放送当時、昭和50年(1975年)の「たちばな荘」。
↓

中央上部にある「お食事いろは」とあるのがそれです。
ドラマでは、この「いろは食堂」を経営する父娘(名古屋章、水沢有美)がアパートも経営という設定。
そして今はと言うと…。

わかりますか?
橋の位置から推測すると判ると思うのですが。
その橋越しに見ると、こうなります。

そして寄りで見ると…ジャーン!

この閉まったシャッターが「いろは食堂」になります。
実は、この「たちばな荘」は実際の名も「たちばな荘」と言うのです。


と、ここで、パシャパシャ撮影していたら、後ろから「あの、すみません!」と男性の声がした。
ヤベッ、住人?管理者?警官?
怪しい人物と思われたのかもしれない。
ビクっとして振り返ると、カメラの手にした40代くらいの男性が、そのカメラを前に出し「ちょっと撮ってもらえないですか?」とのこと。
安堵。(笑)
しかし、この古いアパートとの記念撮影ということは?と思い「『俺たちの旅』ですか?」と訊くと、「はい青春時代にね。今度ここが取り壊されるとテレビで知ったので・・・」と言うではないか。
と言う事は「ひょっとしてBSの徳光和夫さんの番組見たんですか?」と尋ねると、そうだと言う。
「いや、私もですよ。」伝えた。
『徳光和夫のトクセン映像!』を見て、私以外にもここを訪れた人がいるのは、ちょっと嬉しい気持ちになった。
引き続き、撮影開始!

この階段部分はドラマの中で、しょっちゅう使われていたっけ。

今、この階段はこんなです。

あまり変わっていないようです。
主人公のカースケ(中村雅俊)・オメダ(田中健)・グズ六(津坂まさあき/現:秋野大作)の3人はこの階段を上がってすぐ左側の部屋に住んでいる設定でした。
この階段を降りるとすぐ目の前に神田川があります。
この川もまたドラマではしょっちゅう出て来ました。
主人公たちの部屋の窓の外には神田川~♪って、まるで歌の詞のよう。(時代は同じ頃)
当時はこんな眺めだったんですね。

ちなみに拝んでいる人物は、ドラマの中で“(よれよれの)ワカメ”と呼ばれた森川正太氏。
この神田川の中で走ったり、ドブさらいしたり、川に入るシーンも幾つかあった。


この中村雅俊がしがみついてる梯子(?)もまだあります。

この位置から、神田川を東に見ると。

そして西側を見ると。

上掲のような、眺めでした。
この「たちばな荘」、場所は環七と神田川が交差するところに神田川取水施設があります。

環七を挟み、この取水施設と反対側(つまり環七の東側)に入ってすぐのところ。
上水橋というのがあるので、そことぶつかるところがこの「たちばな荘」です。

神田川でいつも見ている「かも」たちが、気のせいかカースケやオメダ、グズ六、ワカメ、のりこさん、ヨーコ、他『俺たちの旅』の登場人物たちがドラマ同様にみんなで戯れているように見えた。

追記1)本来の舞台である吉祥寺の「井の頭公園」へ1年前に行ったときのこともこちらでどうぞ。
追記2)なんと、このたちばな荘、そしていろは食堂を切り盛りしていた奈美ちゃんこと水沢有美さん出演舞台のブログで、終演後に水沢さんと接触できたことも書きました。
こちらでどうぞ。
追記3)2014年9月4日、立ち寄ったところ、もう「たちばな荘」は取り壊されて更地でした。