『親知らずを抜く＠フランス』最近親知らずが気になっている。まっすぐに生えているならば気にならないのかもしれないが、私の親知らずはがっつり真横に生えている。日本にいる時は歯茎の中に埋まって…

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本日、親知らず無事抜歯。

クリニックには10分前に着いたけれど、担当医の方まさかのダブルブッキングで待合室で45分位待ったというオチ付きではあるけれど。

始め局部麻酔してからささっと埋没している箇所の歯茎切開、からの真横に生えて顎の骨に埋まっていた親知らずを抜くのは大変だったらしい（先生談）。

ドリルで何度も削ってはペンチで砕こうとしてたのだけれどいかんせんなかなか取れない。

何かの器具で片側の口引っ張られるはペンチが前差歯にがんがんあたり親知らずも去ることながら私は内心差歯が取れるのではないかとこちらも冷や冷やしていた。

なんだかんだで所要時間は40分位だっただろうか。

切開したところの縫合を済ませて、1週間後の抜歯の予約をして無事帰宅。

付き添ってくれた夫ではあったけれど、”僕同伴する必要あった？”と苦笑いするほど大して彼の出番は無かった。

（先生のスペイン語も大体内容理解できたし、説明も大して複雑なことも無く、ありがたいことにスプラッターな緊急事態にもならなかった。）

虫歯ゼロ、歯並びはよろしくないものの、人生で私にせっつかれて日本でクリーニングに何度か行った以外、ほとんど歯医者とは無縁の生活を送っている夫。

（義母よ、ホントどうなってんのよアナタの息子。。）

私はこれを機に、定期的に歯のメンテナンスの習慣つけてもらいたいなと思ってわざわざスペイン語ＯＫの歯医者を探して同伴も兼ねてあわよくば彼のメンテの予約もお願いしようと思っていたし、本人もスペイン人の歯医者ならばまんざらでもない感じだったが、私の抜歯の様子を隣で見ていて”歯砕いてるの丸見えで、キミの砕けた歯から歯根まで全部見たよ、僕は歯医者にトラウマが出来ました”とまさかの歯科通い拒否（ウソでしょ、、）。

出産の時の立会いはあんなに積極的だったのに、まさか抜歯の様子で怖気づくとは。

人のスプラッターな状況見るのは興味深くとも、これが自分がすることとなると変わるわけね、なるほど。

とはいえ、タイミング見計らって夫強制連行のプランは近々実行せねば。

そして、今回の親知らず抜歯のお値段。

163.60€（約21,760円）

これは、保険からのカバー前の金額なのでここから国民保険とプライベート保険がカバーされて残った部分を自分で支払うというもの。

以前もらった見積では”Avulsion dent de sagesse（親知らず）”の項目しかなかたのだけれど、実際に抜歯後の会計でもらった明細には

”Ostéoplastie 1 alvéole dentaire + comblement patch collagene”が追加されていた。

恐らく、横向きの親知らずが顎の骨に埋まっていて切開して粉砕しながら歯根までを撤去、切開部分の空洞を埋める為に何か詰めていたのでこの施術なのだと推測している。

この詰物の施術については国民保険ではカバーされないからプライベートでいくらカバーされるのだろう。

こういうことって開腹手術と同じで開いてみないと分からない事も多いしこんなもんなんだろうなと納得はしている。

とはいえ、この値段は相場と比べてどうなのだろか。

今までの経験からここのクリニックは割高（インプラントの見積はこの地方の街でパリの一等地のセレブ不御用達クリニックと同程度）なのでこの費用もフランスの中ではお高め設定なのだと推測。

施術が丁寧であることは間違いないし、親切でスペイン語で対応してくれるという意味では我が家にとってはありがたい存在に変わりないので、しばらく我が家はお世話になる予定。

健康ときれいな歯には代えは無し。

フランスより本日、心の俳句（完）

全然関係ないけれど、長女作、パパの画。

当の本人は”ヒドイ”といっていたけれど、案外ポイントおさえてる（笑）

【完】親知らずを抜く＠フランス